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マーくん手術入院

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マーくんの心室中隔欠損の手術の予定が延びた。
予定の3日前に手術担当医から直接連絡があり、緊急手術の必要があるお子さんがいるので、
マーくんの手術を一週間延ばしてもらえないかという要請があった。
すでにマーくんの心臓は小学生並みに肥大化していて、胸を見てもポッコリと突き出ているのがわかるくらい。
ここのところ体重が増えないのも気になるし。
だから一刻も早く処置してやりたい気持ちなのだが、一週間後でも何の問題もないそうなので、
これもマーくんに廻ってきた人助けのチャンスなのだと受け止める。

当のマーくんは脈と呼吸は相変わらず早いのにすこぶる元気で、
自力で転がり、這い這いポーズでバタバタやっている。
(動けなくなると泣いて助けを求める)
オリバー(メス犬9歳)ともいっしょに遊ぶようになった。
.


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さらにマーくんのマイブームは、支えてもらって立つこと。
これをしてやると得意な顔になってあちこちきょろきょろ見回す。
寝かすと「んぎゃ~~」と騒ぐ。
また支えて立たす。これの繰り返し。

そして一週間後、いよいよ手術入院の日がやってきた。
どーもこっちがそわそわして落ち着かない。
午後エコー検査をして、ノンタンも付き添い入院。

翌日、手術中は家族は待機室で待つしかないそうで、ICUに入ってもすぐには会えないらしい。
それでボクは仕事場に向かう。

そしたら早速ノンタンから携帯メールが・・・
8:55 <さっき手術室入ったよ>

続いて、

12:58 <順調に手術終わったって!! まだ会えないけど後30分くらいでICUに入るそうです。夕方まで麻酔で意識はないらしいよ>

よーし、ひと山を越えてひと安心。

夜遅くにノンタンが家に戻ってきた。
マーくんがICUにいる間は病院に看護をまかせるしかない。
術後の経過も順調で意識が少しずつもどりつつあるとのこと。
それを聞いてまた一安心。

8時30分頃、手術室入室、
麻酔や人工呼吸器、血圧・体温・心電図などのモニター類を付け、手術の為の準備作業開始。

10時30分頃 心室中隔欠損孔閉鎖術開始、
胸の真中の皮膚、胸骨、心膜を切開。
人工心肺装置を身体に取り付け。
心停止液を注入し、心停止の状態に。(現在の医療では3時間くらいが心臓を止めていられるリミットだそう)
心室中隔欠損孔にパッチ(ゴアテックスかも?)を当てて閉鎖。
心拍動を再開し、人工心肺装置を止め。
心臓の周りに溜まった余分な血液を体外に出すための管(ドレーン)を入れ、心膜、胸骨、皮膚を閉じて終了。

13時30頃手術室よりICUへ移動。

こんな内容を聞きつつ、ノンタンからICUへ入ったときのマーくんの写真を見せてもらった。
ちっちゃい体は大の字に固定され、顔には人工呼吸器、そこいらじゅう何十本もの管やコードで繋がれ、そしてその真ん中に10cmくらいの大きな手術痕。
ボクはもうたまらず号泣してしまいましたよ。
マーくんよくかんばったなーって・・・

ノンタンはヘトヘトで何も食べてないってことで、
「おーし、じゃあ旨いもの作ってあげるよ」とボク。
意気揚々とスーパーに行ったはいいが、肉や切り身の魚をまともに見れなくなっちゃって、
結果、今夜の献立は、納豆、油揚げ、のり、おしんこの盛り合わせ。
ボクはバッチリなセレクトに違いないと思ったのだが、
「あれ・・・、おかずってこんだけなの・・・?」とノンタン。
「だって肉とか食べたくないだろうと思って・・・」とボク。
「へっ、何で? 全然食べれるし、お腹すきまくりだから焼肉とかもっとガッツリしたもの食べたかったのに、これって軽すぎくない?」
「はー・・・。確かに禅寺の朝ごはんですねぇ・・・じゃ、ウインナーお付けしますね」

母は強し。

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» Tags:心室中隔欠損症,

Trackback(0) Comments(8) by 野澤真人|2008-05-25 17:05

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