[ゆたりろ日記] 記事数:59
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ボクの古い友人にバンドのボーカルをやっている林誠という男がいる。上野の生まれで、名前がボクと同じ「マコト」っだったせいかボクらの回りでは「ハヤマコ」と呼ばれていた。
先日そのハヤマコから突然のメールが飛び込んできた。
何十年ぶりだろう?
それは当時の遊び仲間たちとの“朝まで飲み会”のお誘い。
嬉しいお知らせだった。
かつてボクが御茶ノ水の美術予備校に通っていたころ、チョッパーバイクにまたがる彼はポマードてかてかのリーゼントに革ジャン。
黒いサングラスの奥からボクを凝視して言った。
「そっちもバイク好きなんだ。」
それからハヤマコとの度重なる交際が始まった。テディボーイズ風のいかつい風貌とはうらはらに実は以外とシャイで、兄弟のいないボクにとっては心優しい兄貴的存在だった。
そして1978年の春頃、ハヤマコは“Mrバイク”新車特集記事のkawasaki-Z400LTDを指差し、「これ買っちゃえばいいじゃん!」と、迷っていたボクの背中を押してくれた。
こうしてボクのバイクとの同棲生活が始まった。
当時は本格カスタムのチョッパーは日本には珍しく、ボクらのバイクを原宿に停めてたら人だかりができたり、交差点で信号待ちをしてたら、ハーレーに乗った“所サン”に「君のバイクのいじり具合最高いいね!ちょっと見せてよ」なんて言われて立ち話が始まったり。
忘れかけていた色んな思い出が綿々と再び蘇えってきた。
そして今、ずいぶんと長いことバイクと疎遠になっていたボクのheartに再び火が入ったのでした。
「そうだ、すっかり忘れてた!チョッパーに乗らなきゃ!!」
いろいろ探してみたら1978年夏に一人で富士山に行ったときの改造途中のZ400LTDの写真が一枚だけ出てきた。(しかし何でこのアングルしか撮ってないのかね?)
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彼の愛車にまたがらしてもらってごきげんのマーくん。
ここはハヤマコが経営するチョッパーフリークのお店。その名も“地獄商会”。
右が天守(店主)のハヤマコ(林誠)。
“地獄商会”の天守(店主)の手書きによるオリジナルステッカー。
「しかしよくこんな名前付けたよねぇ」って聞いたら、「たぶん若かったんだろね」ってちょっと照れてた。
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「たしかこっちがギアだったよな~」
バイク乗るの何年ぶりだろ?とあせるボク。
天守(店主)の素敵な彼女の愛車の正しいカスタムに試乗させてもらいました。
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http://motor.geocities.jp/zigokushowkai/
“地獄商会”は上野の下谷神社(したやじんじゃ)の近くの知る人ぞ知るバイカーズアイテムを製造するお店です。(Barではありませんのでご注意を)
STREET-RIDE
こちらは地獄商会天守(店主)のストリートエッセイ。バイクフリークには貴重な記事満載。この記事をなんと携帯から投稿してるとこが彼らしい。
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「あっ、これXS650のチョッパーじゃん。」
人間って欲しい情報しか目に入らないって言うけど、偶然なことに“地獄商会”に行った日の夜、久々に立ち寄った富ヶ谷のBar“フランケンの花嫁”にチョッパーのフライヤーが貼ってあった。
ついさっきハヤマコと話題にしてたまんまのイラスト。
ABIKOさんっていうDJがこのイラスト描いてて、このチョッパーのオーナーなんだそうだ。で、今度紹介してもらえることになった。
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マーくんもいっちょ前にバイクフリークの道を歩み始めてるし。
んー、今後の展開が楽しみになってきたぞ。
Trackback(0) Comments(3) by 野澤真人|2013-05-03 01:01
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