ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[子ども/アート/おもちゃ] 記事数:39

< 16-20 | 21-25 | 26-30 >

母校(愛知県立芸大)に30年ぶりに行ってきました。 Ver.2.4

所在地は、愛知県長久手市  “大字”岩作 “字” 三ケ峯。
まるでハイキングのように山道を登ります。
右に行くと、森の中にロッジ風の教官の住居が点在。
途中には、湖もあるのです。ヤッホー!
image
10分ほど坂道を登ると、ぱっと視界が開けて、
尾根(三が峰)の上に講義棟が姿を現します。
建築家 吉村順三がパルテノン神殿をイメージして設計したと言われています。
imageimage
『「現代建築考」藤森照信(東京大学教授)/LIVE ENARGY Vol.8』より抜粋
吉村は、はじめて敷地を訪れた時、アプローチに向かって伸びてくる尾根を見て、“この尾根の上に中心の建物を置こう。パルテノンのように”と決めたのではないか。20世紀のパルテノン。
imageimage
一時期、校舎を取り壊して立て替える計画が問題になっていましたが、
「日本におけるDOCOMOMO150選」に選定され、
保存されることになりました。
 
※DOCOMOMO(ドコモモ/20世紀モダン建物の保存のための国際組織 Documentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods of the Modern Movement )
 
 
壁画は、日本画科教授だった片岡球子先生の作品。
北面の壁画(三つ上の写真)は寒色系の直線的構成で“知”を、
南面(下の写真)は、暖色系で“情”を表現したのでしょうか。
「相反する知と情を高い次元で融合させ、新しい世界を創造せよ」と
ぼくは読みました。
 
建学に関わった方々の熱い思いが、
四十数年経った今も建築や環境から伝わってくるようです。
広大で自然豊かな敷地に、少人数の多彩な学生、熱心な一流の先生方。
今から振り返るとユートピアでした。
建学に関わった方々の熱い思いが、
四十数年経った今も建築や環境から伝わってくるようです。
広大で自然豊かな敷地に、少人数の多彩な学生、熱心な一流の先生方。
今から振り返るとユートピアでした。
image
「デザイン特講」デザイン科3年(35名)
デザインのさまざまな分野で活躍する講師が、週替わりで担当。
ぼくの学生時代には、秋岡芳夫、森 正洋、……と錚々たる先生方の講義に、
大きな刺激を受けたものです。
今度はぼくの番か、と思うと力が入りました。
(そのために内容が盛り沢山……来年はもう少し絞ります)
imageimageimageCopyright © 2012〜13 Isamu Nemoto All Rights Reserved.
image
 
講義終了後、プロダクトデザインの細川 修 教授としばし歓談して、
三ケ峰を下りました。
 
キャンパスは、樹木が大きく育ったこと以外は、
三十数年前とほとんど変わりませんでした。
デザイン棟の木タイル床も、階段の手すりも、
絵の具のシミが少し増えただけで、かつて4年間を過ごした、あのときのまま。
 
その中で、大きく変化したことが一つありました。
長い坂道を下った後に乗ったモノレール(磁気浮上式リニア)です。
先頭車両正面が全面透明ガラスの斬新なデザインは、細川先生が担当されました。
かつては、一時間に一本のバスで通ったものですが・・・
まさに“隔世の感ここに極まる”という印象。
田畑から住宅地に変わった周囲を高架から眺めながら、
すべるように走るこの“タイムマシーン”に乗って現在へと戻ってきました。
 
今回、ぼくのデザイン活動の原点といえる地を訪れたことは、
今後の生き方を考える良い契機となると感じています。
アイディアを柔軟に発想するコツを開眼させてくださった山崎能成 先生。
その先生の遺作ともいえるクラフト作品(アルミ鋳造+木)を
帰り際に細川先生からいただきました。(予想外のことで、不覚にも落涙……)
ぼくが卒業した数年後に若くして亡くなられた先生の創作熱と、
ぼくの初志を思い起こさせてくれるシンボルとして、大切にいたします。
 
ありがとうございました。 
 

●コメントください/下の〈Comments〉をクリック (URLの記入は不要です)

» Tags:おもちゃ, デザイン,

Trackback(0) Comments(0) by ねもといさむ|2013-10-04 12:12

サケの赤ちゃん 2012〜13

ver.1.64
千波湖環境学習会 水戸市環境課+(社)茨城県公害防止協会  2/11
《桜川の卵から孵化した サケを放流しように参加しました。

昨年12月、
桜川をウォーキング中に偶然 サケの採卵に遭遇。
その日からずうっとこの放流を楽しみにしていました。 
サケのことをWebで調べて(小学生〜科学者の観察記録など)、
学習会の説明も思い出しながら、
ぼくなりにまとめてみました。

※ぼくは、生物に関しては素人です。誤りがありましたら遠慮なくご指摘ください。
※千波湖学習会の水槽を撮影しました
image●水戸が日本初! サケの孵化放流 1877年(明治10年)
旧常盤村でサケを採り、旧青柳村の養魚池で孵化・育成したそうです。

※養魚池は現在の新宿御苑や青梅など近県の数カ所にも設置。放流は那珂川をはじめ数カ所の川で。

image●孵化/受精後,毎日の水温を足した“積算温度”が480度になると孵化するそうです。
たとえば、水温が8度だと60日。8度×60日=480度
水温12度だと40日。480度÷12度=40日
 
●仔魚(しぎょ)/孵化後も砂利の中に潜んで外敵から身を守り、
お腹の袋「臍嚢/さいのう(卵黄)」の栄養だけで成長。
体長2〜3cm
上の写真は孵化後 2〜3週 (推定)
臍嚢は次第に小さくなり、
受精後の積算温度 900度(孵化後6週ぐらい?)で無くなり“稚魚”になります。
 
 
image●稚魚/臍嚢が無くなると(小さくなると?)、
砂利の中から出て(これを“浮上”という)、小さな水生昆虫などを捕食します。
飼育下では餌(魚粉等を加工したもの、家庭では市販の川魚用の餌)を与えます。
・体長/4cm ・体重/0,4g 

●放流適期/積算温度 1,300度(浮上から1〜2ヶ月)
・体長/5cm以上 ・体重/1g以上 ・沿岸海水温/5度〜
 
●脂ビレ(あぶらびれ)/サケ科など数種の魚にある特徴的なヒレ。
学習会では、この脂ビレの機能は不明とされましたが、
webに、カナダ人科学者の論文が紹介されていました。
サケの脂ビレを切除して泳ぎを観察する実験から、
脂ビレは河川を長時間泳ぎ回る上で
流体力学的に有効なのではないかとする仮説。
ちなみに、物陰に隠れて獲物を捕食する魚種は、
持久力より瞬発力を必要とするので、脂ビレは無く、
背びれや尾びれの位置形状もサケ科と大きく異なるとのこと。
なるほど・・・! 
 
●産卵環境/砂利質で湧水のある川床で、流れが緩やかなこと。
・湧水=水温が一定で水がきれい。酸素の供給量が多い。
・砂利=卵を外的や紫外線から守る。
1匹が、約3,000粒を4〜5日かけて産卵。  

●サケ漁の歴史
奈良時代の常陸国風土記にサケ漁(当時の呼称は“スケ”)の記述があり、
江戸時代には水戸藩がサケを幕府や朝廷に献上していたそうです。

●エコシステム−生態系とサケ/(文章準備中・・・)
 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -  
千波湖学習会/多くの写真を使って、子どもから大人までを対象に、
分かりやすく楽しく説明していただきました。
千波湖をバックに、サケについての体験学習。最高のロケーションですね。
image
 
さすがです。ちょっとお話ししただけで、
子どもから大人までの好奇心をグッと捉えて、引きつけました。   
imageimage 
真剣な眼差し、楽しそうな表情‥‥  
水戸が、千波湖周辺が、普遍的な価値のある、
人と自然が豊かに共生する理想郷となることを、切に願います。
 


↓click
→ ねもとプロフィール(new)

→「雪の好文亭」    
→『水戸の魅力は“里街”にあり!』
 
●気軽にコメントください。 (URLの記入は不要)
 
 
Copyright © 2013 Isamu Nemoto All Rights Reserved.
 

Trackback(0) Comments(6) by ねもといさむ|2013-02-13 23:11

雪の好文亭 ver.2.0

1月14日 雪が積もってきたとき、
そうだ、好文亭(偕楽園)へ行こう! と思い立ちました。
そこは、明暗の対比が美しい非日常の世界。
見慣れたはずの好文亭なのに、
様々な魅力を新たに発見することができました。

image
 
左奥に雪にかすむ千波湖が見える。 
image
 
 
 
        江戸時代の「ブラインド」 

 
  
imageimageimage
 
 
 
 
image
 
 
 
↓click

●気軽にコメントください。 (URLの記入は不要)
 
Copyright © 2013 Isamu Nemoto All Rights Reserved.

» Tags:好文亭,

Trackback(0) Comments(4) by ねもといさむ|2013-02-08 17:05

《新年の ごあいさつ》 2013

image

日立市の岬 “古房地鼻”より太平洋を望む
 
  
ぼくは、昨年3月末で、
東京/杉並の「子どもの創造アトリエ」を ひとまず終了させ、
水戸の実家に仮住まい中です。(もう一度移転します)

今後は、女子美術大学 (杉並区) でときどき教える以外は、
蓄積したアイディアとノウハウを
製品や本にまとめることに専念します。

いま、深い良質の眠りから目覚めた朝のような心境です。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
皆さまにとって、幸せな年になりますように。

                     ねもといさむ
 
 
連絡は 郵便(旧住所からの転送)、E-Mail 、携帯電話   
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
        ●昨年のブログより
        好文カフェより千波湖と水戸駅方面を望む 5月 
 
        逆川と水戸市街 12月

        那珂川と水戸市街 4月

        水戸の公園 5月

        女子美術大学(東京/杉並) おもちゃデザイン演習 講評 11月

        女子美 ヒーリングデザイン概論 講義 7月

       →→→[ 女子美術大学での講義演習 詳細はこちら]
 
 
 
image 
Copyright © 2013 Isamu Nemoto All Rights Reserved. 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●簡単なコメントください。「見たよ」だけでもOK。
下の〈Comments〉をクリック (URLの記入は不要です)

Trackback(0) Comments(34) by ねもといさむ|2013-01-03 11:11

“水戸&いばらき” の幸せ  ver.1.3

《逆川緑地……湧水と小湿原の魅力》

寒い寒いXmasイブの24日、
コンビニでサンドイッチと温かなミルクティを買って、ウォーキングしました。
そして、水戸駅の南西2.5kmのところに、こんなに魅力的な小湿原を発見。
水戸のビル街が見えるのに、ここは自然が息づく別世界です。
 
カモ、バン、シラサギ、セキレイ、カワセミ・・・野鳥の楽園!
また、Webによると、
サケが生んだ卵を孵化させて、稚魚を2月に放流するんだって!
春には菖蒲の群生が、夏にはホタルも見られるって!
 
ぼくの大好きな世界が、
こんなに身近にあったなんて、今まで全く知らなかった・・・。
まさしく、里と街が隣り合う魅力、※[里街/水戸] ですね。
 
image
image
image

 
 

《“村田さん家”でイチゴを買ってきました》
美味しいイチゴへの情熱あふれる村田さんのお話を伺いながら、
農園でイチゴを買うという贅沢。最高でした。
ありがとうございました。

image
↓銀座 千疋屋の冊子に“村田さん家のいちご”が紹介されている。

一番知りたいことを尋ねてみました。
「“村田さん家のいちご”は、他のイチゴとどこが違うの?」

村田さんのお話は以下のとおり。
 (うろ覚えで、間違っていたらゴメンナサイ。ご指摘いただいたら修正します)

●土が違う  ・土の消毒に薬を使わない。
        自然の堆肥を混ぜて醗酵させ、良い菌を増やし悪い菌を減らす。
       ・“赤ヌカ”を肥料として土に混ぜる。“白ヌカ”は使わない。
        赤ヌカは精米するときに最初に出る玄米の外側の部分。
        白米にするため念入りに精米するとコメの一部も削られ、
        ヌカに混じる。これを白ヌカと呼び、
        デンプンが多いので肥料として最適ではない。
       ・効率を求め同じ畑で別の作物をつぎつぎと育てる輪作をしない。
        イチゴの収穫後に良い土をつくる期間を充分にとっている。
●水やりが違う・他県では水田でイチゴを栽培するので、水を吸って大きく育つ。
        しかし、味は薄まる傾向がある。
       ・鉾田は畑で栽培。地中のホースから2〜3日水を与えた後、
        2〜3日は水を断つ。これを繰り返すと、甘みとコクが増す。
●だから味が違う

説明を聞きながら、味見をさせていただきました。



↑ガスを燃やし室温を上げると同時に、二酸化炭素の濃度を高めてイチゴにとって光合成をしやすい“良い空気”にするとのこと。なあるほど。

↑なんとか蛾の幼虫は、イチゴの茎を食べてしまう害虫。
そのメスのフェロモンで、オスの蛾をおびき寄せて捕まえるワナだそうな。
容器の下のほうにオスの蛾が大量にたまっている!
悲しいオスのサガによって身を滅ぼした死屍累々のさまは、身につまされる…?
でも、これで農薬の使用が減るので人間とイチゴにとっては、めでたしめでたし。
image
とっても楽しいひと時でした。
(お話と味見に集中してしまい、イチゴと村田さんの写真を撮り忘れた…)
村田農園を訪ねる前に、水戸の果物店でイチゴのリサーチをしました。
帰りの車中、イチゴを食べながら、ずっとイチゴのことを考えていました。
贈り先では村田さんからの受け売りのイチゴ話をして、
イチゴづくしの一日が終わりました。
 
 
※村田さん家で「イチゴを買いたいときは事前に予約して」とのことでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
●コメントは、下の〈Comments〉をクリック。URLの記入は不要。

» Tags:水戸, 茨城, いばらき, 逆川, ウォーキング, 湧水, 湿原, 湿地, 村田さん家のいちご, イチゴ,

Trackback(0) Comments(4) by ねもといさむ|2012-12-28 09:09

[子ども/アート/おもちゃ] 記事数:39

< 16-20 | 21-25 | 26-30 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)