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[子ども/アート/おもちゃ] 記事数:39

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サケの赤ちゃん 2012〜13

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千波湖環境学習会 水戸市環境課+(社)茨城県公害防止協会  2/11
《桜川の卵から孵化した サケを放流しように参加しました。

昨年12月、
桜川をウォーキング中に偶然 サケの採卵に遭遇。
その日からずうっとこの放流を楽しみにしていました。 
サケのことをWebで調べて(小学生〜科学者の観察記録など)、
学習会の説明も思い出しながら、
ぼくなりにまとめてみました。

※ぼくは、生物に関しては素人です。誤りがありましたら遠慮なくご指摘ください。
※千波湖学習会の水槽を撮影しました
image●水戸が日本初! サケの孵化放流 1877年(明治10年)
旧常盤村でサケを採り、旧青柳村の養魚池で孵化・育成したそうです。

※養魚池は現在の新宿御苑や青梅など近県の数カ所にも設置。放流は那珂川をはじめ数カ所の川で。

image●孵化/受精後,毎日の水温を足した“積算温度”が480度になると孵化するそうです。
たとえば、水温が8度だと60日。8度×60日=480度
水温12度だと40日。480度÷12度=40日
 
●仔魚(しぎょ)/孵化後も砂利の中に潜んで外敵から身を守り、
お腹の袋「臍嚢/さいのう(卵黄)」の栄養だけで成長。
体長2〜3cm
上の写真は孵化後 2〜3週 (推定)
臍嚢は次第に小さくなり、
受精後の積算温度 900度(孵化後6週ぐらい?)で無くなり“稚魚”になります。
 
 
image●稚魚/臍嚢が無くなると(小さくなると?)、
砂利の中から出て(これを“浮上”という)、小さな水生昆虫などを捕食します。
飼育下では餌(魚粉等を加工したもの、家庭では市販の川魚用の餌)を与えます。
・体長/4cm ・体重/0,4g 

●放流適期/積算温度 1,300度(浮上から1〜2ヶ月)
・体長/5cm以上 ・体重/1g以上 ・沿岸海水温/5度〜
 
●脂ビレ(あぶらびれ)/サケ科など数種の魚にある特徴的なヒレ。
学習会では、この脂ビレの機能は不明とされましたが、
webに、カナダ人科学者の論文が紹介されていました。
サケの脂ビレを切除して泳ぎを観察する実験から、
脂ビレは河川を長時間泳ぎ回る上で
流体力学的に有効なのではないかとする仮説。
ちなみに、物陰に隠れて獲物を捕食する魚種は、
持久力より瞬発力を必要とするので、脂ビレは無く、
背びれや尾びれの位置形状もサケ科と大きく異なるとのこと。
なるほど・・・! 
 
●産卵環境/砂利質で湧水のある川床で、流れが緩やかなこと。
・湧水=水温が一定で水がきれい。酸素の供給量が多い。
・砂利=卵を外的や紫外線から守る。
1匹が、約3,000粒を4〜5日かけて産卵。  

●サケ漁の歴史
奈良時代の常陸国風土記にサケ漁(当時の呼称は“スケ”)の記述があり、
江戸時代には水戸藩がサケを幕府や朝廷に献上していたそうです。

●エコシステム−生態系とサケ/(文章準備中・・・)
 
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千波湖学習会/多くの写真を使って、子どもから大人までを対象に、
分かりやすく楽しく説明していただきました。
千波湖をバックに、サケについての体験学習。最高のロケーションですね。
image
 
さすがです。ちょっとお話ししただけで、
子どもから大人までの好奇心をグッと捉えて、引きつけました。   
imageimage 
真剣な眼差し、楽しそうな表情‥‥  
水戸が、千波湖周辺が、普遍的な価値のある、
人と自然が豊かに共生する理想郷となることを、切に願います。
 


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Trackback(0) Comments(6) by ねもといさむ|2013-02-13 23:11

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