水戸のシンボルとも言える水戸芸術館のアートタワーからほど近い、落ち着いた雰囲気の通り沿いにcafe202は建っている。交差点の角に位置し、路面側全面がガラス張りの建物と、コンクリートの壁に描かれた絵がどこかヨーロッパのカジュアルなカフェを連想させる。昼の顔と夜の顔でその店内は表情をがらっと変え、JAZZやアコースティックのライブのある夜には外から興味を持ったお客さんが足を止める。
水戸では他にもジャズバーやラウンジを持っているジャズボーカリストのRyongさん。もっと気軽に生の音楽を体感してもらえる場所を作りたいと、新しくカフェという形でお店をオープンした。基礎もガタガタでオンボロだった物件だったものの、通り沿いの立地とオープンカフェっぽいところが気に入りピンと来てここに決めたそう。オシャレカフェじゃなく町の喫茶店をイメージして、自分がお客さんとしていきたい店を作ろうとした結果、サラリーマンやおじいちゃんOLなど幅広い人が足を運んでいる。店内には軽やかなボサノバ・ジャズ・フレンチポップなどが流れ、頼んだ爽やかなソーダの泡をプクプクとはじけさせている。奥に併設しているライブラリーにはたくさんの本が並べられ、それを片手に遅いランチを頂くのもいい。月2〜3本行われるライブには、元々音楽好きの人だけでなく、単に最初はカフェのお客さんだった人達も増えている。一度ちゃんとした音楽に触れると、生演奏っていいなと実感しくれる人が多い証拠だ。「カフェだからできるリラックスしたライブがあると思う。でもだからといって質の良いものでなくては、良さは伝わらないでしょ?ここでそれを体験して、ライブ人口が少しでも増えればいいなぁ。」オーナーのRyongさんは言う。一人でふらっと立ち寄って、ちょっとの美味しいものと心地いい音楽。ここにはいつも飾らない良いものに出会えるチャンスが転がっている。
*menu*
ブレンドコーヒー ¥500
ハニーラテ ¥650
こけもものソーダ ¥600
パセリのチーズケーキ ¥500
ドルチェプレート ¥700
タコライス ¥900
cafe202(カフェにーまるに)
茨城県水戸市五軒町1-6-1
029-233-5524
営業時間 11:00ごろ〜22:00(20:30 L.O.)
日曜・祭日は〜日没
定休日 木曜日
客席数 30席
駐車場 なし
URL http://ameblo.jp/cafe202
Trackback(0) Comments(0) by 吉川永里子|2007-12-11 18:06
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)