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[丁寧なケ、素敵なハレ] 記事数:77

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FRAMBOISE

 水戸の中心街を抜けて国道118号を北に走ること1時間半。曲がりくねった川を何度も渡り、少しにぎやかな場所に出るとキュートなカフェが見えて来る。ハッと目をひく「F」の文字を記した看板が印象的で、ここを通ったことのある人なら見覚えがあるはず。草花に囲まれた入り口をくぐってステンドグラスの施された扉を開くと、オシャレな雑貨コーナーとカフェスペースが広がる。温かな光に包まれた店内には、田舎ならではの和やかな空気感が漂っている。


 フランボワーズは、大子町出身の菊池さん姉妹がオープンしたアットホームなカフェ。フランスの田舎をイメージした内装は、職人さん達と一緒に自分達も手を動かして造り上げたもの。手作り感のある壁やニッチ、杉や松の古材などを利用した天井や梁、主張しすぎない感じがほっとできる。一番奥の窓際にあるカウンター席に座り、ポットサーブの紅茶を頼んで自分空間に浸る。軽やかに流れるジャズの合間に、カウンターの向うでケトルの湯気を上げる音が聴こえる。ここはオーナーの父の趣味である音楽がキーワードでもあり、小さいながらライブができるスペースと機材が揃っている。毎月1〜2回はジャズやハワイアンのライブ行われ、若い人から年配まで楽しい時間を過ごす。店の裏手にはオーナーの母が手入れをするガーデンテラスがある。ガーデンにはたくさんのバラが植えてあり、シーズンには咲き誇ったバラ園でお茶を楽しむため、遠方からファンが訪れるほど。「大子には若い人が少ないから、ランチやディナー以外のカフェ文化は浸透していません。その分やりがいもありますけど。」と姉の真波美さんは言う。地元で仲良し姉妹が造り上げたカフェは、地方に少しづつ、しかし確実にカフェのある生活を伝え始めている。窓から見えるどこまでも続く畑と山、その奥に広がる青空を眺めながら、田舎カフェの魅力にどっぷりとハマるのも贅沢な時間のひとつである。

*menu*
ブレンドコーヒー ¥420
キャラメルカプチーノ ¥520
ココナッツフレーバーティー ¥420
手作りスイーツ ¥360〜
フランボワーズ風ピザ ¥630〜
ぶっちぎりカルボナーラ ¥1,100


FRAMBOISE(フランボワーズ)
茨城県久慈郡大子町池田738-2
0295-72-0739
営業時間 10:30〜20:30 L.O.
定休日 火曜日
客席数 28席
駐車場 15台
URL http://www.framboise-cafe.jp/

2009年11月6日更新



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Trackback(0) Comments(0) by 吉川永里子|2007-11-08 09:09

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