「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

初熱

赤ん坊が初めての発熱。
なんと40度。
自分がこれだけの熱を出したら、
朦朧として、何もできない。
こんな小さな体でどうやって受け止めているんだ・・・・

息子君は、それでもよく食べ、よく泣き、笑いさえする。
タフな奴。
でもでも、そうはいっていられない。
明日からまた、仕込である。

こうやって、舞台は（いや、たぶんほとんどの仕事は）
子どもの事情、体調、なんか関係なく進んでいく。
私自身、子どもが熱を出したから、とか
子どもの夜泣きがすごいから、とかいう言い訳は
したくないと思っている。

でも、ちょっとまて。

その理由で仕事を休んだり、延期したりすることは
そんなに悪いことなんだろうか・・・・・
なによりも、命が大事と、
あのひ、あのとき、学んだ私たちは
子どもが熱を出したら
正々堂々と「熱を出したから休みます！」宣言をしても
いいのではないかしら。

日本人は働きすぎというけど、
単に労働時間がながいということでなく、
こういう融通が利かない、
優先順位がおかしい、
ということなのかもしれない。

それでも、舞台は困る。
代わりが利かない。
本番だけではなく、稽古だって、できれば休みたくない。
・・・・・と考えているのは、やはり自分の思いで、
周りはけっこう「休んでいいよ」といってくれたりするのだ。

休む勇気を持つ。

これが、けっこう難しい。
自分一人いなくても、現場は大して変わらないのだ、
と、思えばいい。
いや、実際、そんなもんだろう。

でも、なにはともあれ、
全国大会がおわったら、だ。
それまでは休めない。
・・・・・と、思っているのは私の自己満足だったりしてね。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ｜2017-05-23 03:03