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[鯨エマの海千山千] 記事数:1732

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音声ガイドができるまで

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劇団銅鑼の公演「彼の町」
初日は15日だったけど、音声ガイドは今日、初日を迎えました。
毎回、「伝わる」にはどうしたらいいのか、試行錯誤ですが
今回、二人体制をとってみて、意見交換すると
いつも以上にいろいろな発見を感じます。

私の出産後、最初の音声ガイドだったので
何が起きるかわからないなと思い、
昨年講習を受けてくださった福本女史に助けを借りて
二人体制で取り組んだのです。
彼女は手話通訳もできるので
受付での手話通訳を頼むこともでき
非常に助かっています。
ゲネも本番も、終わった後に意見交換できるのも楽しい・・・・
「『せつない』は、力入ってますね」
という福本さんの私的。
そうなんです、だって大好きなシーンだから、
いろいろ考えてしまうのですよ。
邪魔になってなければいいけれど・・・・・

劇場に移ってから、14日に場当たりを見ました。
稽古場とはかなり変化しそうな芝居に
いろんな意味でドキドキしました。
毎度のことですが、照明の力に驚かされます。

で、この照明の効果こそ、視覚に訴える感動なので
なんとしても伝えたいところです。
「ライトチェンジ」って、どんなトーンでいおうか・・・・
ひとつの明かりがともったとき
「フェイドイン」というのか
「朝が来た」というのか
「明るくなった」というのか
その印象はかなり違って
もう最後は言葉選び大会のような作業になってきます。

今回のように、たいていの音声ガイドは出来上がった芝居につけるものなので
演出家と役者さんたちが作った世界を
こわさないように、正確に伝えること、これが使命です。
ガイドの文章を作るときは、一応ビデオも撮りますが
ビデオ見ながら家で作るのではなく
なるべく稽古場にたくさん通って
稽古場のエネルギーや、演出家の求める方向へ沿うように
作りたいと思っています。

今日はたった一人の利用者さん。
帰り際に「わかりやすかったです、面白かった」と!!
もうこの一言で救われます。
いつもだったらその満足で充分なのですが
今日は、同時に初めての感情がわいてきました。

それは、稽古場から本番まで関わっている間に
息子の面倒を見れくれていた人への感謝・・・・!
稽古場に最初に同行した日は
常日頃かんじゅく座の稽古場に連れて行っているせいで
「なんとかなるだろう」とおもっていましたが
やはり何とかならず
本当に、たくさんの人の手を
綱渡りのように借りながら3月を過ごしました。
たくさんの人のおかげで出来上がった音声ガイドです。

はやくも、明日は公演折り返し。
あと3ステージ、愛すべき芝居に、心を込めてガイドをつけたいです。
いい芝居です。本当に。

Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2017-03-17 22:10

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