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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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地元でコツコツ

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今年もかんじゅく座は出張公演をします。
昨年は9か所。
今年は3か所のつもりが、ラッキーなことに6か所で
できることになりました。

新宿区障がい者福祉センターは、なんと、今年が10年目。
いやぁ、いろいろな演目をやらせていただきましたが
ここはなにがいいって、

お客さんの反応が、おそろしくストレート!
手の届くところで見てくださる皆さんが
主人公の一挙手一投足に目をみはり、
わらったり、「だめだよ!」なんて忠告したり、
それはそれは、演者がどきどきするようなリアクションが帰ってきます。
劇場の舞台で、ある程度の緊張感をもって上演するのもいいのですが
たまには、こうやって、村の芝居小屋的な親近感のなかで
ライブ感覚を楽しむというのも、いいと思っています。

昨年から、障碍者施設、老人施設だけでなく、
保育園などにいくようになり、
またまた反応は多様になってきました。
子供は、つまらなければ見てくれません。
座員たちにとっては、恐ろしいくらい試される場であるわけです。
でも、座員たちに一番人気なのも保育園なのです。

私がここまで、地元の人に、手の届くところで芝居を見せたいと
こだわってきたのは理由があります。
地域の繋がり、たとえば町内会や商店街もそうですが、
こうやって、普段の自分の活動がきっかけになるのが
自然で理想的だと思うからです。
いつからか、絆、繋がり、という言葉が乱発されていますが
つながろうと思ってつながれるものでもなく、
絆だって、作ろうと思ってできるものではないのです。

こうやって、人前で演じて、みてもらう、
お客さんたちは、自分たちの地元で
こんな人が、こんなことやってるのか・・・という漠然とした認識をする、
その積み重ねかなと。
だから、毎年公演させてもらえるというのは
ほんとうに、有り難いことなのです。
観てくださるからには
マンネリ化しないように、いろいろ工夫しているつもりですが、

いつか、街角でもやってみたい。
いわゆる青空舞台で、通りすがりの人に見てもらう・・・いいじゃない?

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-11-17 00:12

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