9月1日のオープニングの日に
まさかの出産で行けなくなり、
ずっと気になっていた、シネマチュプキ・タバタ。
ようやく親子で行ってきました。
日本初のユニバーサルシアターは、ネット上の写真で見る以上に
手作りのあたたかさあふれる映画館でした。
周囲はこじんまりした商店街で、
これからこの映画館が、地元に根差した交流の場になっていくだろうと感じました。
建設中に訪問した時はできていなかったロビー部分には
映画館らしく、ポップコーンの機械まであります。
館内もアットホームな雰囲気で、なんとも居心地がいいのです。
そして、これ!
すべての座席で音声ガイドを聞けるのですが
ボリューム調節が左右それぞれできるんです。
これほしいなあ・・・・。(もう売っていないそうで残念)
で、私はもちろん、親子ルームへ。
支配人さん曰く、
この親子ルーム、かなり利用率が高いそうです。
でも最初から入るんじゃなくて、子供がぐずったら非難する、
という感じに使う方が多いそうで、
私もお言葉に甘えて、そうさせていただくことに。
泣いたらすぐ出られるように出口に近い座席で開演を待ちました。
定時。
客電がおちて、配給会社のテロップが出たとたんに
「ウェ~~~・・・」
おいおい、これから観ようって時に泣くのか、うちの子は・・・・。
結局、私はずっと親子そろって親子室で鑑賞することになりました。
~~~~~~
さて、ここから映画のお話し。
息子の人生初の映画鑑賞にふさわしいものは何だろうと考え、
タイトルで決めましたが、これにして正解!!!!
「リトル・ボーイ」
いやぁ、よかったですねえ!
以下、若干ネタバレになりますが・・・・
アメリカの少年の純粋な思いと、日系人の苦悩が
戦争というどうしようもない現実を背景に
暖かく触れ合っていくのですが
時にユーモラスな場面があり
悲しいのに笑ってしまう、笑えるのに、涙がとまらない、
そんな映画でした。
「リトル・ボーイ」のおこす奇跡は、
あの原爆の別名でもあった・・・・
監督のアレハンドロ・モンテヴェルデは、それを知って、
この物語を展開していったんですね。
もう、観てください。
今月、13時半と19時です。
水曜日はお休みですのでご注意ください。
いい映画を見ると、帰りの足取りが軽くなります。
そして、田端の町が、すごく幸せな場所に見えました。
街の小さな映画館。
ここで、これからも、たくさんの人が感動と遭遇するでしょう。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-11-05 22:10
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