「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

時間

公演をひかえた、こんなときに携帯が壊れた・・・・
まだ話せるけれど、ときどき音が聞こえなくなる。
いざというとき困るから、早く変えたかったのだが
いまは自由に外に出られない身の上。
夫の休みを待っていた。

やっと、外に出て、１か月ぶりに自転車にまたがり、
携帯ショップへ。

おお！

なんと、体がかる～～～い！！

そういえば、２月から走っていなかった。
からだは、なまっているものの、
スキップができる。
自転車は、まるで他人の自転車に乗るような違和感があるけれど、
自由に身動きできるって
なんてすごいことなんだろう。

ウキウキしながらショップに行くと、
１９人待ちという。
そんなに時間がかかるのか・・・・
一応、家に電話し、あと二時間は帰れないことをことわる。
順番がまわってきて、新しい携帯にする手続きがはじまった。
まずは、今の携帯のデータを移行したい・・・
「それは、お客様ご自身でお願いします」

ありゃ・・・・

前は、手取り足取り教えてくれたのに、
ずいぶん冷たいわねえ・・・・
そのあとなにを質問しても
私が安心できるような答えはかえってこなかった。
「前はちゃんと説明してくれたんですけどねえ」
なかばイラついて言って見ると
「人、全部かわりましたんで」
・・・・・え？
「会社がかわったんです」
「ａｕですよね？」
「ａｕはａｕですが、代理店がかわったんです」
なるへそ。

さて、本体価格の支払いは３年の分割だという。
いまの私は、すっかり収入がなくなったのでありがたいが、
３年って、この携帯がもつだろうか・・・。
「３年も携帯がもつかわからないから、２年の分割でいいです」というと、
それまでの携帯をどれくらい使っていたかをしらべて
「お客様、これは５年９か月おつかいでしたよ。
この携帯はもっとながくお使いになれると思います」

いったい何の根拠があってそんなことを言えるんだか・・・・
何が何でも客をつなぎ留めたいのね。
だったらもっと親切に対応すればいいのに。
言いたいことがいっぱいあったけど、
これ以上時間がかかるのもね。
すると、新しい携帯がなった。
夫から「＊＊さんがきたよ。」
やばい、次の約束の時間になっていた。
いそいで領収書を書いてもらう。
よくあることだが、領収書に書いた字が、超きたない。
文句のひとつも言いたくなるが、がまんがまん。

そうだ、これからは、今まで以上に時間との戦いになる。
時間を無駄にしないためには
余計なことにイラつかないことが大切だ。
自分だけの時間は少なくなるのだから。
仕事、買い物、読書・・・・
やりたいことが、前と同じ、いや、前よりふえているなら
やりかたをかえなければ、とてもこなせない。

自転車をすっとばして帰ると、
憎めない泣き声を出す赤ん坊と、困惑した表情の夫に迎えられた。
生活が変わっていく。
私も変わらなければ。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ｜2016-10-02 23:11