人生初の入院生活をおくった。
5日間、ずっとテレビを観ずに、外へも一歩も出ずに
すごしてみた。
静かな生活の中で
心に響いてくるものは
人の言葉だった。
いつもなら、たくさんの雑音、騒音にまみれて
流されていくような言葉のひとつひとつが
心にしっかりとどく。
医師やナースの言葉はもちろんだが、
見舞いにきているいろいろな人の言葉も。
それで気づいたのだが
私たちの言葉は、とっても早いんだなということ。
とくに、お見舞いにくるいろいろな人たちは、
たぶん、仕事帰りに、わさわさっとやってくるのだろう。
そのお仕事モードのまま話す言葉は異様に早い。
食事を運んでくださる方や、掃除をしてくださる方も、
時間に追われているのだろう、とても早口。
病院で一番忙しい仕事のひとつが、看護師だと思うけど
忙しさを感じさせないように話してくださる方もいて
これは、とてもありがたかった。
こういう話し方のテンポひとつで
信用を得たり、失ったりするのかなと思った。
それからもうひとつ、
とても当たり前のことだけど
食事は大事。
美味しいに越したことはない。
入院生活というのは、検査とかもあるけれど
ほとんどの場合、病との闘いだろう。
人の言葉と食事。
この二つが、医療技術と同じくらい
患者の気持ちを動かすとても大事な要素なのかな・・・・・
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-09-07 00:12
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