冷蔵庫を買い換えることになった。
うちは2人共、家電欲がなく、未だに電子レンジすらない。
電気釜は私が4歳のころから使っているもので、39年目を迎え
それで事足りている。
冷蔵庫も、それぞれが一人暮らしの時に使っていたミニ冷蔵庫を
縦に積み上げて使っていて、つまり冷凍庫はなかったのだが
全く不自由がなかった。
それが、来るべきものに備え、冷凍庫が必要なのではないか、という流れになり、
112センチと小さめではあるけれど、冷蔵庫らしいものをついに購入。
いつまでも必要最低限で生きたいと思っていたのが、
こうして便利さに押し流され、普通になっていくことに
少々後ろめたさを感じる。
幸い、ここまで愛用していた冷蔵庫は、2つとも里親が見つかり、
ひとつは某女優さんに、もうひとつは知らない人に引き取ってもらえることが決まった。
捨てることにならなくてよかった。
さて、これで氷のある生活がはじまる。
貧乏性な私たちは、この贅沢に、いちいち理由をつけて、自分たちを納得させる。
「寝る前に氷水を飲んで寝れば、扇風機をつけずに寝られるかなあ」という調子。
いやはや、貧乏性。
しかし、密かに嬉しいのは、
アイスクリームを買ってすぐ食べなくてもいい、ということだ。
いままで、箱アイスを買えなくて、割高だよなーと、思っていた。
「アイスクリームも、箱で買えば、節約になるね」
「あったら、あっただけ食べちゃうんだから、かえって割高だよ」
そりゃそうだ。
明日届く冷凍冷蔵庫に、妄想は続く。
(ごくろうさんでした、旧冷蔵庫よ!)
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2016-06-12 19:07
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