朝から落ち着かなかった。
東京にいて、反対運動の努力もむなしく
一部の人の金儲けのために、川内原発が再稼働、
命が危険にさらされていくのです。
朝のニュースでは、地元で反対の声を上げる人と
何百人という警察官が対峙する映像が流れていて
ここまでして政府が動かしたい原発って
いったいなんなんだろう・・・・と、呆然としてしまいました。
3.11と原発事故で、はっとした人はたくさんいました。
わたし自身も、節電生活の中で、
「電力を大量に消費する演劇公演て、なんだろう?」
「演劇人って、こういうとき、なにができるんだろう」
と、真剣に考えざるを得ない状態に陥りました。
あれから4年と5か月。
皆さんは生活に変化がありましたか?
生き方に変化がありましたか?
私は今も、家でクーラーをつけることができません。
それまでの便利、豊かな電気垂れ流し生活の陰で
故郷を追われた人のことを、忘れることができません。
福島の子どもの癌は甲状腺だけでなく、
白血病がふえています。
「放射能で死んだ人はいない」だなんて、いまだに言い続けている
アホな政治家がいますが、とんでもないことです。
親切なアーティストが言いました。
「えまちゃん、役者は、そういうこと言ったらだめだよ、
仕事もらえなくなるよ」
とんでもないことです!!!
人の命を犠牲にまでしてする仕事って、なんですか?
この4年5か月のあいだに、
みたこと、きいたこと、いわれたこと、かんじたことを
反芻する一日でした。
そして、
日本人も、新しい道を、かならず見つけられるはずと
心に言い聞かせる、そんな日でした。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2015-08-12 01:01
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