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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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歌った五日間

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ひたすら歌う5日間のワークショップが終了。
最終日の今日は、黒テントの方たちをはじめ、過去の参加者の方などが
発表を見に来てくださいました。
音楽劇をやってはいるものの、歌だけ聞いてもらう、というのは
稀なことなので、いい機会でした。

知りたい、何かを得て帰りたい、身につけたい・・・・
ワークショップに参加するときは、そんな短気で姑息な欲が、心を渦巻くものです。
今回も、そんな欲にまみれた心で参加しましたが
音楽の先生も、座員の皆さんも、特にダメだししたり
技術を教えてくれるわけではない・・・・

あれ・・・?

最初の2日間は、なんとなく不完全燃焼というか
つかみどころのない不安を抱えて帰りました。

しかし、3日目4日目を経て
今日の5日目、発表を終えて思うことは
「どうしたらいいんだろう」と、ひたすら考えた5日間だったなということです。
授業でもなく、講義でもなく、ワークショップなのですから
こういう時間を持てたことは貴重だったとおもいます。
私と同じように参加していた5人の方々は年齢もばらばらでしたが
それぞれが課題と、自由曲に挑戦して
日々の変化を客観的に見せてもらえたことも
日頃できない経験だったと思います。

私は、自由曲では音域の広い「時」という曲を選び、
課題曲は、みんなと一緒に、林光さん作曲の数曲に挑戦したのですが
私なりの「表現」を追求していく中で、求められるのは
やはり、正しい音とリズム、だと思いました。
そこに不安があっては、先にすすめない。
♪とか休符とか、曲の細部まで正確に覚える作業と、
それと同時に歌詞を読みこむ作業、
あたりまえだとおもいますが、
この二つはおろそかにしてはいけないんだなと痛感しました。

5日間の間、関わった皆さんとの出会いは、楽しくうれしいものですが
今回は歌との出会いもすごかったです。
林光さんが曲をつけた「日本国憲法前文」。
まあ、難しいのなんのって、どこからこんな発想が飛び出すんだというような
奇天烈メロディに、今日は、心地よく歌うことができました。

人生の中で、歌に影響されることってありますよね。
歌に救われること、
歌に気づかされること、
励まされること、
慰められること、
教えてもらうこと・・・・・
この5日間の最大のお土産は、
「次への創作意欲」でした。
いい舞台を見たときも、そうですが
「よし、私もがんばろう!」というシンプルな希望をもらって、帰路につきました。
謝謝!!

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-08-15 22:10

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