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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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「お手紙」に挑戦

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今年の秋は、海千山千の公演を休んで
役者に徹し、一人芝居に挑戦をするのです。
厳密には、一人芝居の3本立て。
そのうちの一つで、タイトルは「お手紙」。

演出家が用意してくれた短編戯曲集は
イギリスの作家による本邦初公開の作品で
さて、どれをやりましょうか・・・・という話になった時に
主人公が、あまりにも自分と似ているこの作品が気になったのです。

普通なら、自分とは違うタイプの役柄がやってみたいのですが
たまには、自分を見つめてみるのもいいかなと・・・・。
わたしを誘ってくれた女優K子さんも、「エマさん、これがいいと思う」と
仰るので、すんなりと決まってゆきました。

舞台は1~2か月の間、仲間と共に創作するという
共同作業のはずですが、
今回は一人芝居なので、たったひとり。
いってみれば、たった一人という状況を、
分かり合える仲間3人との共演ということになるでしょうか。

新たなユニットでの楽しみの一つに、
劇場というものがあります。
この芝居は新宿のゴールデン街劇場でやります。
様々な思いがめぐる、あの土地で、
私はあの劇場ができた瞬間も、目にしているため、
かなりワクワクしています。
(バリアフリーでないのは申し訳ないです。
G街のどうしようもない事情とでも言いましょうか・・・)

出演の話があった時に、まだ劇場が決まっていなくて
焦りながらも、おかげさまで劇場選びに参加できました。
西荻窪のイベントホールとか、東中野の飲み屋とか
いろんなところを比べて、結果、新宿のゴールデン街劇場に
落ち着きました。
芝居の背景になっている1980年代のサッチャー政権下の格差社会というのが
この劇場にあっているのかなと、勝手に解釈しています。
なんで、今この芝居?というところを、追及してゆきたいです。

冒頭に「役者に徹し」と書きましたが
本音はそういうわけにいかず、劇場やチラシ、舞台セットなど
あらゆることが気になってしまいます。
でも、そういうところまで気にするのは、
やっぱりお客さんに楽しんでほしいから。
ただでさえ、ハードルの高い一人芝居です。
この世界に、どう、お客さんを引っ張り込むのか、
あらゆる方向から考えてゆきたいです。

劇場の雰囲気から、「呑みながら観劇できるようにしよう」とか
演出家が言うので、チケットは1ドリンク付きです。
きになる「手紙」の内容と、私の行く末を
どうぞ、お楽しみに・・・・・

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2015-08-09 07:07

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