決算と総会が終わったので、もろもろの書類を提出するために
新宿の法務局へ。
ハンコがたくさんありすぎて、どれを押せばいいのかわからないから
全部持って行って、法務局の相談員さんに指示してもらって
片っ端から押していく。
「捨印」・・・・とか、押す意味がわからない。
定款などは全ての頁に押すのだが
「どうしてすべてのページに判を押すんですか?」
という私の質問に、局の人は
「バラバラになった時に困るし、
書き換えられたり不正がないように・・・」との答え。
「・・・っつうこうとは、過去に書き換えたり不正をした人がいるんですね?
その人のせいで、こんなに面倒な判押しをする羽目になったんですね?」
といったら、男性相談員は苦笑いしていた。
NPO(特定非営利活動法人)は、阪神淡路大震災の時に
ボランティアとして活動する組織が増えたことが発端だというが
NPOの書類は年々面倒になる。
いま、NPOも企業のように課税しようという動きが出ているらしいけれど
反発が起きるのは必至。
そうなると、免税のための書類がまた増えるのだろう。
ふぅ・・・
私たちはこうして紙を無駄にし、公務員の仕事を増やし、
やりたい活動に十分な時間が割けなくなって
結果、志高い、非営利の組織は減っていくのだと思う。
法務局から帰宅すると、さっきの男性相談員とは別の人から電話がかかってきた。
「判子が違うので、押しなおしに来てください。」
アンビリーバボー。
相談員に余計なことを話しかけてしまったのが悪かったのかしら。
貴重な夏の1~2時間を、またとられるのかと思うと
相談員を憎んでいいのか、自民党を憎んでいいのか(もう十分憎んでいますが)
この世をはかなんでいいのか・・・・
ああ、体は汗まみれ。
判を押すと、もうその日が証明書を取りに来る予定の日だったので
「また後日、証明書を取りに来てください」と言われる。
「またって・・・」
さらっと言われて汗倍増。
先日、会社を辞めて、自分のやりたいことを始めた、
という人と話をした。
やりたいことをするために、大量の雑務に追われる。
私と同じ状態だ。
全体の5%に全力を注ぐために、95%を頑張る、みたいな・・・。
気力は十分なのだが、気をつけるべきは
心のゆとりだ。
95%で、イライラしてはいけない・・・・
自問自答の法務局通い。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-08-14 08:08
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