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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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下北沢から三鷹

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夕べ、呑みすぎて、ガンガンする頭と、膨らんでしまった瞼を携えて
下北沢へ。
今日は芝居を2本みなければならない・・・・
あ、また言ってしまった。
「ねばならない」ではなく「芝居を観に行く」のです。

さて、汗ばむくらいの日差しの中、
自転車をこいで劇場につくと、
隣に座ったのは、同じ事務所のY君。

彼も自転車で来たらしく、汗ふきだしている。
「今日は夜、スズナリなんです。」
そうか、彼もハシゴか。
私も三鷹で芝居を見る話をする。
「観れるときに観とかないとね。」
「うん。」

この、演劇人たちが、お互いに芝居を観あっている、
それで成立させているという互助会状態が、
一時はやりきれなかったのだが、
何をやったらいいのかわからなくて鬱になっている人間が多い世の中、
たとえ、互助会のような状態でも、
好きな芝居をできている私たちは、
まあ、幸せかもね・・・なんて思う今日この頃。
いいじゃない!互助会!!

さて、演目は「へちま」。
出演している私のお父さん(と、よんでるだけで父ではないです)が、
舞台で動き、しゃべり、なんとキスシーンまでやって、
元気に活躍なさっている姿を見て、ほっとして劇場を出ました。

三鷹の芝居は19時からだから、まだ時間があったので、
稽古場登録の更新手続きを済ませにいく。
2年に1度のこの手続きが非常に大事。
稽古場は命、なのだから、ちゃんとやろう、更新手続き!

夜は三鷹。
高齢者のシニア劇団の、第ゼロ回公演?!
よくわからないけど、
次回が旗揚げ公演だそうで、
世の中には色々な数え方があるんですね。

おなじ演劇でも、こんなに違うのかとおもうほど、
シニア劇団の芝居はびっくりする。
みながら、「これでいいのか」と「これでいいのね」の間を行ったり来たりしていたが
なんだか出演者も、客席も楽しそうなので、いいんですね、これで。
それにしても、1ステージのために、
家族も家事もほったらかし(ているかどうかはわからないけど)て、
稽古に時間をついやし、衣装にお金をかける、
楽しいばかりでなく、大変なエネルギーでしょう
私のように、もう、そのようなことが
習慣になっている生活ではない方には、
勇気と決意のステージですね。

久しぶりの1日2芝居はしご。
正反対の芝居を見て、私はどういう芝居をやろうとしたかったんだっけと
考える。
あこがれていたもの、実際に創っているもの、
これから創りたいもの、
少しずつ変化しながら、でもやっぱり同じラインの上にいる。
いろいろ考えられるのは、他人の芝居を見たとき。
よい刺激の1日。

~本日のありがとう~
Nちゃん、お手紙ありがとう。

Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2012-04-28 21:09

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