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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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新宿の夕暮れ

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写真は都庁展望台からの眺め。
展望台にはバーラウンジがついている。
私がみたかったスカイツリーは、
このバーに入らないと見られないようになっている。
同じような眺めの店、たとえばワシントンホテルや
ハイアットのスカイラウンジに比べれば、お得な値段のバーなのだが
お客様は、まばら・・・・
実に静かな店内。

街とか、都市とかいうものは、
ある雰囲気の顔を持っていると思うのだが
この新宿だけは、とっても不思議な顔だと
ずっと前から思っている。
それは、ひとつの顔におさまらない、
百面相のようなかんじで、
普段は、汚くて喧しいと思うのだが
たまに、昭和の匂い溢れる路地裏にはいりこむと、
懐かしいような、切ないような不思議な気持ちになる。

ちょうどいま、読んでいる
林芙美子さんの作品にも、そんな路地裏の食堂が出てくる。
上京して、いろいろな仕事を渡り歩きながら
執筆していた頃のことだ。
彼女は放浪記で大ブレイクし
今の私の歳で家を建てた。
私はどうかというと
いまだ、こういう路地裏の安い酒場にお世話になり
小銭でご飯などを食べていて
遅い遅い成長の途中・・・。
このあと30分で、ぐっと暗くなり、ネオンが輝く。
節電モードでも、充分明るいのだ。
もう少し、消してもよかんべえ、と思うけどね・・・。

~本日のありがとう~
天丼ご馳走様でした。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2011-07-01 16:04

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