大阪のシニア劇団「すずしろ」さんが
彼らのブロードウェイ挑戦公演を映画化なさったそうで、
今日は、上京中の監督K氏と面会。
すずしろを切り盛りしているご婦人から
チラシをいただいてはいたのだが
まだ、拝見はしていない。
K氏はもちろん、都内での上映ももくろんで、
現在、奮闘中。
わたしの、上映宣伝ひたすら体験が
多少は参考になるだろうか、
3年前を思い出して、いろいろ喋った。
思い返せば、かんじゅく座の初舞台までを記録した
ドキュメンタリー映画「つぶより花舞台」を最初に
ポレポレ東中野で上映したのが2009年1月末日。
試写会は全然人が集まらなかった。
処女作の「マンゴと黒砂糖」のときの苦い体験を参考にしつつ
万全に準備をしたつもりが、
しょっぱなからスっ転んだ。
目立たせようと思って作った特大ポスターが
大きすぎて貼れるところが少なかったこと、
予告編が作りなおしになったこと、
その苦心の予告編が、ほとんど流してもらえなかったこと、
大阪ではぜんぜんお客さんが入らなかったこと、
富山でも散散だったこと・・・などなどなど、
こんなことも、少しは参考になるだろうか。
ただ、痛感するのは
作品が違えば、宣伝の仕方も違ってくる、ということ。
恋愛と同じで、他人のアドバイスは
自分には当てはまらないものだ。
それと時代、
たった2~3年でも、社会はドンドン変化する。
タイミングは、私の意思と無関係にやってくるのだ。
海千山千は14年、
映画は7年、
その間に何を学習したかといえば
つちかった物は度胸と根性だけかもしれない。
功を奏さなくても、また次へ向かってしまう
バカな根性ばかりが肥大している。
あ、もうひとつ、かわったこと。
あまり他人を羨まなくなった。
以前の私は、同じようなネタの映画が作られたと聞いたら
ちょっと身構えていただろう。
でもいまは、「がんばって!」と心から応援できる。
たぶん、いままでほんとうにたくさんの人に応援してもらったからだと思う。
いつか、大阪のシニア劇団の映画と
かんじゅく座の映画をジョイント上映会してみたい。
演劇が生み出す「交流」がこんな形であっても、
面白いと思う。
うちの座員も、5年前の初舞台を見て
なにか感じるものがあるかもしれない。
~本日のありがとう~
仕事の予定がたたなくて、事業所のかたに
お手数かけてしまった。
いつも、ご対応、ありがとうございます。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2011-06-28 22:10
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