私が通っていた劇団養成所が、
いま、名前を変えて豊島区のみらい館に、入っている。
だから、いくと当時の先生にすれ違うのだが
先日
「あなたの顔を見ると、ほっとするようになったわ。」といわれた。
「え?それ、どんな顔ですか?」
「年寄りと一緒にいると、そういう顔になるのよ、ははは。」
たしかに・・・
私の生活は右を向いても左を向いても、高齢者ばかり。
その平均は60を超えているかもしれない。
もちろん、同年代や、大学生や20代もいるのだが
完全に少数派。
思えば子供の頃から、いつも、どこにいっても最年少だった。
末っ子として育ったこともあるけれど
高校時代のバイト先でも、
高卒のまま劇団に入ったり、
そろそろ年下との交流も増やさなければ・・・・。
若者と付き合うようになったら
どんな顔になるのだろう・・・。
先生は、私が直接芝居を習っていた方ではなく
癌で亡くなったH先輩と非常に親しくしていらっしゃった先生で、
その先輩が亡くなったことで交流が始まった。
あのとき、H先輩は32歳だった。
私はたしか23歳くらい。
わたしも30歳くらいで死んでしまうような気がしていた。
なぜか、30という数字が
私の中で、「そこまでで、おわり」という
ラインを引いていた。
それが、気がつけば38歳・・・・・
予想以上にながく生きてしまったなと思うのだが
最近は、いま、目の前にあることを、責任もって終わらせるまでは
がんばって生きなければと、ちょっと感覚が変わってきた。
なかでも大きい比重を占めるのは
朗読や芝居を始めたオジサンオバサンたち。
この、高齢者の皆さんが、無事に次の舞台を終えるまでは
生きなければと、短い目標が次へ次へと
未来を伸ばす。
顔つきまで変わってしまったが
おかげさまで生かされたというかんじ・・・
はい、今日もお稽古がんばります。
~本日のありがとう~
誕生日のメッセージありがとうございました。
元気に、いきますよ~~!!
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2011-02-08 09:09
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