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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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覚悟の上で

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先日の芝居が終わった直後のこと、
しばらくあっていない年上の友人から
慌てふためいた電話がかかってきた。
「エマちゃん、なんで私がフェイスブックやってるって知ってたの?!」

フェイスブックは、私も最近知ったのだが
「友達や同僚、同級生、近所の人たちと
交流を深めることのできる
ソーシャル ユーティリティサイトです」という説明でわかるかな?
まあ、わたしも使いこなせていないので
上手い説明が出来ないのだが、
とにかく先日、公演情報を知人友人に知ってもらう方法として
なれないくせに登録したのだ。
そしたら、私の名前で、あたかも私から送ったように
その年上友人Kちゃんのもとへ
「たまには昔語りをしませんか?」というメールが届いたんだとさ。

で、「しってたの?」になったのだが
私はKちゃんがフェイスブックをやっていることもしらないし、
そんなメールを送ったこともないのだ。
Kちゃん、しきりに「気持ち悪いねえ、誰だろ?」というのだが
誰っているより、これは機械が勝手にやっているんだよね、たぶん。

フェイスブックだけじゃない。

mixiだって、「この人が同じ高校の友達です」とか
「共通の友人はこの人です」とか、
なんだか個人情報が勝手に歩き回っているのだ。

こんなんに、疑問を抱いていたら、やってられん。

慣れっておそろしい。
「慣れ」だけじゃなくて、職業柄自分のプライバシーなんかは
どこか諦めなければというのはあるけれど
ネット上で行われている人間の付き合いというのは
よくよく考えれば異様なのだ。
わたしも、惑わされて心穏やかではいられないことが多々ある。

だが、芝居の宣伝をするときだけは
奇麗事なんか言っていられなくなるのだ。
それもこれも、覚悟の上で、宣伝しまくり
公演をうつのだ。
誇張、誤解、勘違い、偽造、捏造・・・・
ああ、きりがない。

いろんなことを、
予想外のことがおこることも
覚悟の上でやることにしたのだが
共通して言えるのは、「人の顔がみえない」ということだ。
だれが、その情報流したの?
誰がそのメールおくったの?
誰がよんでるの?

こういう状況に「慣れなきゃ」という気持ちと
「慣れてはいけない」という気持ちと、またせめぎあうのだ。

先日は、某編集部からシニア劇団についての執筆の依頼があった。
メールで頼んできて、「Yes」か「No」か、返事ください、みたいな。
だから慌てて電話した。
まず、相手の声を聞く。
どういうものを発行するのか聞く。
バックナンバーを1冊送ってもらう。
締め切りの相談をする。
で、書けるかどうか・・・・・という手順をふんでみた。
相手の方は、私が面倒な人間だと思ったかもしれないが、
一度きちんと話し合ったからこそ、締め切り延期の相談だって出来るのだ。

フェイスブックから、話がそれてしまったような気もするけど
とにかくKちゃんは、まだ危機感を感じることの出来る方なんだなと
ちょっと安心したりする。

~本日はお疲れモード~
少し休憩しまつ・・・・

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-12-18 12:12

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