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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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シニア演劇祭へ

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大阪は箕面市。
新大阪から電車を乗り継いで約40分、
駅からは徒歩5~6分、
そんなところに、きれいなきれいな劇場が、忽然と建っている。

ここに、6劇団があつまって、シニア演劇フェスティバルがもよおされた。
初めてのことだけに、中心になって動いている
劇団すずしろのみなさんは、
緊張の3日間だったとおもうが、
地元に支持されている、この「すずしろ」さんの力で
初日から大勢の観客が集まったのだろう。

今回は、奈良、京都、香川、宮崎、静岡からも
シニア劇団が参加していたので、
ロビーも物産展のような賑わいを見せ
休憩時間も、お土産探しに飽きることがなかった。


フィナーレはこんな感じで ↓

ごらんのように、東京の小劇場とはえらい違いの
美しいロビー、大きな舞台、
こういうゆとりある環境が、実はとっても大切だということを
痛感した。
とはいっても、こちらの企画している来年の演劇祭は
もう劇場が決まっている。
私にては、がんばったつもりの劇場でも、
こうやって、地方の大きなホールになれている方々にとっては
ごちゃごちゃとやりにくい場に感じられるだろう。
そこをどうにかするのは、もう人海戦術だ。

もちろん、各劇団の公演を観ることも目的だったが
裏の観察こそ、大きな目的だった、今回の大阪遠征。
劇場に来るのは、劇場に着慣れていないお客様たちだ。
入場にどれくらいの時間がかかるのか、
どのようなチケットが、裁きやすいのか
どんな係が必要なのか、などなどなど・・・
そして、問題を突き詰めると
どうしてもお金の問題につながってしまう。

しかし、苦しいことばかり考えていても仕方がない。
今回、一番面白かったのが
奈良県のらくらく塾さん。
ぼけちゃった老人を好演している。

きになったこと、ひとつ・・・。
ロビーで普通のお客さんに、
「どんな芝居がみたいですか」ときいたら、
楽しいもの、とおっしゃった。
それで
「すずしろさんの芝居は
お葬式のシーンがあるって聞いたから観に来ませんでした」
とおっしゃる。
お葬式のシーンがあっても、おもしろいかもしれないのに!
でも、一般の方の判断する基準というのは
こういうものなのだろう。
「観てみなくちゃ、わかりません」
「みてのおたのしみ」では、客は集まらないのだろう。
「観てみたくなる」ような宣伝が大事なのだ。
あたりまえだけど、忘れがちなこと。

いろいろ勉強になりました。

~本日のありがとう~
今回自腹を切って参加してくださった、かんじゅく座の座員さん
ありがとうございました。

Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2010-11-01 16:04

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