安易に保証人になるものではない・・・
というのは、もう常識だが
じつは、保証人が必要な局面は、意外と多い。
なかでも、私が一番こまるのは
引越しをするときだ。
ほんとうに、頼める人間が誰もいないので、
結局保証人不要でOKの、数少ない物件を探すことになるのだが
そうそう、ないのだ。
しかし、1人世帯が、全体世帯数のうち、
一番多くなった現代、
だれにも保証人を頼めないという人は
増えているんじゃないだろうか。
とくに、ある程度年齢を経た独身者。
両親がこの世にいなければ
いや、死んでいなくても、高齢で稼ぎがなければ
保証人にはなれない。
そこにつけこんで、偽の保証人をみつけましょう、という
悪徳業者まで出る始末なのだから・・・
(悪いことを考える人は、よくこういうことを思いつくものだ)
だから、ようやく引っ越せたときは、
そこに長く居られるようにがんばりたいのだが
上京してからかれこれ5回も引っ越している私。
そんな私に、別件で保証人が求められた。
なんと、劇場を借りるのに、保証人が必要だというのだ。
これは、初めての経験だ。
さて・・・・誰に頼もうか。
考えるまでもない。
いないのである。
劇場さんに相談し、全額前払いという約束で
お借りすることになった。
1年以上先の予定に100万近くをつぎ込むなんて
考えても見なかった。
お金が絡むことは、本当に気をつけないと
人間関係を壊すことになる。
人は、心で動くとしんじたいが、
実はお金で動かされてしまうことが
非常に多いのだ。
「金の切れ目が縁の切れ目」とはよくいったもので
金銭トラブルは、長年の信頼関係を
一瞬で白紙に戻してしまう。
というか、真っ黒にしてしまう。
たとえ、それが親族でも。
かろうじて、かろうじて、
家族だけが、切りたくても切れない縁だから、
多くの人が、家族に頼むのだろう。
そのうち、「お一人様」主流の世の中になれば
多少はかわるのだろうが
いまのところ、まだまだ保証人と印鑑の力は大きい。
「いまどき・・・・」と、怒りを覚えつつ
孤独をかみ締める瞬間だ。
~本日のありがとう~
お仕事の最後に、ドライマンゴをいただきました。
おなか空いていたので、嬉しかった。
ご馳走様でした。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-06-17 00:12
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