先日の芝居で使った小道具の卓袱台。
最初は小道具やさんから借りるつもりだったのだが
大きさと値段の関係から、躊躇し、
そのときちょうど、町田の古道具屋さんにあるという情報を得て
無事に調達したものだ。
稽古から本番にかけて、
何度も何度もひっくり返されては立ち直り
床に叩きつけられ、
だれよりも酷使されたのが、この卓袱台だ。
いま、近所の倉庫に、たたんでおいてある。
千秋楽の次の日から
小道具の返却が始まり、ダンボールの山だったわが家の玄関が
どんな形だったか、ようやく分かるようになったが、
いま、きになるのは、倉庫から持ってこられない卓袱台のことだ。
私は出来ることなら、床で生活したいのであるが
小さなワンルームのアパートで、フローリングなので
卓袱台を置くようなかんじでもなく、
否、それ以前にせまくて、これ以上床面積をつぶすわけには行かない。
でも、やっぱり倉庫から持ってかえって来たいと思う、あの卓袱台を。
そう思ってから、不動産屋さんの前の
間取り図を見る目が変わった。
和室ばかり探している。
日当たりの良い和室で
卓袱台、あと猫がいればいうことないのだが・・・
物件は、実際は中途半端な洋室が多い。
そして、私自身、和室にあこがれてはいるけれど、
畳の部屋で暮らしたことがない。
私にとって、居心地の良い部屋は、どんな部屋だろう。
今日も
倉庫中心に住む場所を探し、
卓袱台中心に住む部屋を探す。
~本日のありがとう~
朝からセリフの稽古。
忙しい中相手役をしてくださったKさん、
どうもありがとうございました。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-05-17 16:04
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