1ヶ月の間、毎日稽古場に電車で通わなければならないのが、
苦痛だったのだが、
はやくも3週間が経とうとしている。
利用しているのは都営地下鉄で
いままで激混みには遭遇していない。
というか、ほとんど座れるくらいのゆとりがある。
その間、中吊り広告をみるのは、結構面白い。
何の広告が多いと思います?
中央通路の中吊りと、天井壁側の中吊り(壁貼り?)、
それから扉に貼ってあるシールタイプ、
それぞれ傾向が明らかに違うが、
圧倒的に多いのは、ビール。
先日、ぐるりと見回してみると
なんと大手4社、(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー、)が
どれも、看板のタレントのドアップを引っさげているじゃないの!
タレントの涼しげな笑顔の裏には
熾烈な戦いがあるのだねえ。
車両の中は大闘争状態だ。
で、ビールの横には高利貸し。
高利貸しっていうのは、古いか・・・サラ金かな?
これも、美しいタレントが、さわやかな笑顔を振りまいている。
次に多いのは、やはり雑誌・・・
それから英会話教室。
飲みすぎに効く胃薬、
カツラ・・・・
どれもこれも、働く人をターゲットにしている感じ。
芝居の宣伝なんかは皆無・・・・
とおもったら、ありますね、劇団四季。
さすがだなあ。
一般の観客をターゲットにできるとこが!!
さて、今日は風邪引きの方が続出したので
稽古をお休みにした。
学級閉鎖。
なので、わたし昼間にゆっくりと小道具のペンキ塗り。
稽古ができないのは落ち着かないが
夜にしなければならなかった作業を
昼間に終えられるのはありがたい。
匂いがこもらないように窓も全開。
(お~!さむいよ)
すきな音楽を聴きながら
パネルとベンチと私を茶色く塗った。
舞台監督の原田女史は
明日の稽古のためにトンテンカンテン、食事もとらずに黙々と働く。
私がデコボコしたベンチの表面にこまていると、
さっと、カンナを取り出して
ずおー、ずおー、っと、削ってくださった。
カンナを日常的に所持している女性なんて
そうそういないだろう。
ほんとうに素晴らしいかただ。
ひとつひとつ、本番に向けて準備が進む。
わくわくしている私・・・。
電車の中に中吊り広告は出せないが
土曜日には新聞に、かんじゅく座の公演のことを
載せていただけるらしい。
毎日生ものを扱う新聞だ、
どうか、大事件が起きて、紙面を占領されませんように・・・。
~本日のありがとう~
クロネコヤマトさん、雨の中、再配達ありがとうございました。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-04-22 16:04
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