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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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小道具&衣裳の放浪

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T衣裳さんが成城から調布に引っ越してくださったおかげで
T小道具さんがある国領とハシゴできるようになった。
ありがたい。
バスに乗ることほど、
私にとってストレスな交通網はないのである。
電話と徒歩でいけるとは、便利便利。

午前は衣裳やさん。
お願いしておいた衣裳を並べてみる。
サイズに合せて選ぶのだが、
制服はなかなかそろいのものがなく
かなり苦戦。

普段着などは、時代背景も考慮しつつ、
これも苦戦したものの、ある程度、色合いをそろえることが出来た。
時代のことを考えると、私の感覚ではわからないものがある。
やはり、誰か座員についてきてもらえばよかった・・・。

午後は小道具。
まずは、卓袱台。
そしてカウンターに椅子。
いままでに、よその舞台で、なんどもみているものもある。
これだけの大量な道具があるのに、
ほんとうに「これ!」というのは、なかなかない。
ホコリまみれになりながら、倉庫を移動。
赤ちゃんを探す。
あ、人形です。
不思議なことに日本人の赤ん坊がいない。
茶髪ばかりである。
なぜだ・・・。
やっと、黒い髪の毛の人形を見つけたと思ったら、
インド人のような顔だった。
これは、借りずに作るほうがよさそうだ。

最後に暖簾。
またでます。
選ぶのに時間がかかるのだ。
担当のMさんに、ほかの仕事をしていてもらい、
真剣に選ぶ。
ダンボールの山のなかからようやく
4枚選んで、内線電話。
「きまりました~~~。」
ヘロヘロだよ。

これが、実際に舞台の上に持っていってみると、
意外と映えないことがある。
去年は使わなかった暖簾があったのだ。
今年はさまになるといいのだが・・・。

見積もりを出してもらいに事務所に行くと
お世話になっている舞台監督Sさんの
助手のE女史がいらっしゃった。
「あ!Eさん!」
彼女のスマイルにはこちらの心も温かくなる。
そうだ、彼女の名前は「あかり」だった。
月曜日なので、返し物で忙しそうだった。
みんながんばっているんだなあ。
トラックの中にはSさんが。
「あけまして・・・」のごあいさつ。
だって、今年初ですから。

こうやって、ひとつひとつ、衣裳や物がきまっていくと、
不安がひとつひとつ解消されていく。
解消しなければならないことは沢山あるのだが
きっとあっというまに1ヶ月半が過ぎてしまうのだろう。

~本日のありがとう~
お誕生日のお祝いを預かっていてくださった方がいて、
ようやく受け取りに行くことができた。
毎年、図書カードを下さる。
今日、さっそく3冊かった。
新しい世界が広がるといいな。
ステキなプレゼントをどうもありがとうございました。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-03-15 17:05

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