はい、平手打ちのことです。
ビンタとは、なかなか的を射た表現だわ・・・
稽古中のシーンに、
ビンタする部分がある。
もちろん、本当には叩かない。
打たれるほうのリアクションが
いまひとつリアリティがなく
平手打ちされたことがあるかと聞いてみると
「ない」と帰ってきた。
稽古場のみんなに聞くと、
揃いに揃って、「ない」と。
あるのは若干1名だった。
なんと・・・・・
じゃあ、子供をビンタしたことのある人は?
これも若干1名。
信じられない・・・・
みんな、ほとんどが昭和初期の生まれだというのに、
(初期というのは20年までをさしています)
体罰は、日本の躾文化の一つではなかったのか?!
うちはすごかった。
両頬連続ビンタは、当たり前だった。
掃除機のホースで殴られたこともある。
壁まで追い詰められて叩かれる、
それは当たり前のことだった。
どこの家の子供も、そういう洗礼を受けるのだと思っていたよ。
しかし、目の前の熟年男女がことごとく
「経験なし」となると、
ううん・・・・心の中に不穏な風が流れる。
いまさら30年以上前のことを思い出して、
なにを悲しんだとて、始まらない。
そうだ、
私の子供時代は辛いものだったかもしれないが
表現者になることを考えれば、
恵まれた、素晴らしいものだったかもしれない。
~本日のありがとう~
稽古場に、先輩のMさん、来てくださいました。
ありがとうございました。
Trackback(0) Comments(6) by 鯨エマ|2010-03-17 01:01
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)