5日目は、昼公演と夜公演。
夜には、小学校時代の同級生が、観に来てくださった。
みなさん、いま、それぞれに活躍している。
そのなかでも、大阪からわざわざ新幹線にのって来てくださったのが、K君。
彼の成績のよいことは、私たち友学友だけでなく、
社会が認めているほどの学歴を持つ。
いまは、大阪で、塾の先生をしているとか。
そんな、K君ふくめ、
7人の友達が、観に来てくれたのだが、
終演後、飲みの席でびっくりするものを、K君が出してきた!
それは、小学生時代に私たちが彼に出した、手紙だった。
「なんで、持ってるの!?」
そういえば、当時、長期休暇に入ると本当によく、手紙を書いた。
年賀状、暑中見舞い、
春には「来月から違うクラスになってもよろしくね。」というようなものを、
クラスメートに、送っていた。
(写真はK君)
私がK君にあてて出したものが2枚あった。
ひとつは、クリスマスカード、(というか、クリスマスはがき)
もうひとつは、卒業後の春休みに書かれたと思われる、封書の手紙。
自分でも書いた内容のことは覚えていないが、
手紙の右下に、自分で書いた挿絵があり、
このことは覚えている。
スミレの絵を、絵の具で書いていた。
私はいまだに、手紙を書いたり、手作りのカードを出すことがすきだが、
当時もなにか、こうやって手作り感を出そうとしていたのだろうか。
書いてあるないような、小学生と思えないようなシュールな内容。
私は、カレンダーに印刷されていただれかの言葉を引用し
なんとなく、説教臭いことを書いていた。
当時私は成績が悪く、
132人中131番という成績だった日もあるくらいだったのに、
この秀才K君にむかって、こんなえらそうな手紙を送っていたのか!!
ごめんなさい。
いまとなっては、「穴があったら入りたい」くらい。
しかし、もっと驚いたのは、封筒に書いた、よくわからない絵。
三角が連なっていて、それが輪を作っている。
真ん中に「永遠に続く三角だ!」と書いてある。
あたしゃ、何を考えていたんだろうね・・・・ったく。
字は、今よりもきれいだ。
そうだ、学校では、毎年、きれいに字を書くための検定があった。
名前は忘れたけれど、1級、2級とランクがつけられ、
焦って挑んでいた記憶がある。
まあ、そんな話、私の芝居の裏話などなどで
数時間はあっという間にすぎていった。
皆は湘南へかえってゆく。
横浜や都内の方も若干名。
K君は実家に泊まるそうだ。
わたしは、改札まで送って、いつものチャリで帰宅。
時間を工面して来てくれたみんなに、
どうやって感謝の意を表せるだろうと考えると、
やはり、つぎ、また新鮮な気持ちで舞台を作ってゆくことだと思った。
あんな、風変わりな手紙を書いていた私でも、
こうやってなんとか、生きているこころの支柱は
子供の頃に培われた価値観だ。
いつでも、同級生に「観にきてね。」といえるものを創ってゆきたい・・・。
~本日のありがとう~
今日は、職場(グループホーム)の同僚や、
利用者さんたちも観に来てくださった。
ありがとうございました。
それから毎日髪の毛のセットをしてくださっている
Yさん、ありがとう。
あと1日よろしくお願いいたします。
by 鯨エマ|2009-06-21 08:08
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