昼は稽古、夜は介助と、めまぐるしい日が続くが
今日は富山から、5年ほど前にお世話になっていたY氏が来ているというので
寸暇を惜しんで広尾へ、会いに行った。
彼は当時カメラマンだったが、いまはディレクターをやっているという。
この5年の間に結婚して、子供もできて、
どんどん立派になっている。
仕事の話もあったので、ファミレスへ行き
20分間機関銃のように喋って、すぐにわかれた。
富山関係では、彼が一番交流がある。
ちょこちょこと都内へ来ているということもあるが
こうやって、仕事がらみで知り合った人と、
長く交友を続けられるというのは、嬉しいものだ。
今日は雨降りなので、電車を使った。
帰りは終電の一本前だろうか。
私の降りる駅のひとつ手前で、止まってしまう。
ホームで次の電車が来るのを待つ。
回送になり、車庫へ向かおうとする電車の中を
駅員さんが走る。
忘れ物のチェック、それから寝ている人を起こす、
数分間の間の大変な仕事だろう。
「寝過ごす」という経験のある人は多いだろう。
子供の頃、父親がよく寝過ごして、小田原や熱海にいってしまっていた。
(当時大磯にすんでいた)
それをきいて、小学校から電車通学だったわたしは
「私も是非、寝過ごしてみたい」とおもって、
狸寝入りで寝過ごしたことがある。
これは、「寝過ごした」とはいえないのだけれど・・・。
そのうち、妄想癖がつよくなって、
寝てもいないのに、乗り過ごすようになった。
そして、大人になり、いまは、座れば寝る、
寝れば寝過ごす、という具合。
引き返した電車の中で寝過ごすこともあるくらいだ。
いまでは「恥ずかしい瞬間」だ。
今日も疲れたサラリーマンたちが、駅員さんに起こされ
慌てた表情で・・・・いや、いがいと堂々と、電車を降りてきた。
子供の頃嫌いだった酔っ払いに、
いまはそれなりにシンパシィを抱いているので
内心、エールを送りたくなる。
「がんばって!」
~本日のありがとう~
舞台監督の清水さん、お忙しいのに
稽古場に顔を出してくださって有難うございました。
by 鯨エマ|2009-05-29 01:01
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