江戸川区の藤崎さんという方が主宰すること15年近いという映画祭、
ここで、「つぶより花舞台」の上映をしていただく。
そうそうたる作品が並ぶ中、弱小鯨の小品は、
はずかしいものの、これも勉強とおもい、
プチ講演までさせていただいた。
昨年の試写会から、東京、大阪、八丈島、岡山と
まわってきたが、今日で5回目という、奇特なお方がいらっしゃる。
かんじゅく座座員の同級生という、そのかたは
みるたびに、そのときの感想を細かに行ってくださる、本当にありがたい方。
今日は、その方を除いて、見事に知らない方ばかりという客席だった。
普段、身内だらけの客席になりがちな私にとって、
地方公演に近い緊張感があった。
上映前に5分くらい、上映後に15分くらい、時間を頂いて
かんじゅく座のその後について話をした。
2年半続いたかんじゅく座のこれから目指すべき方向と、
アマチュアであり続けたい理由は、
いままで何度となく話したことだが、
不思議と毎回新鮮に話すことができる。
さて、主宰の藤崎氏は、3日間のプログラムを
見る人が退屈しないように計らって組み合わせられたという。
私の作品のあとには、この日4本目、最後の作品が上映された。
「タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド」
テロと闘うアメリカが、容疑者として収容した人たちに行った
拷問の数々、それらが自白を引き出すために正当化されているという、
戦時下のくるった政府の姿を浮き彫りにした作品だ。
かなり衝撃的な映像が連続してながれ、
ショックなのはもちろんだが
よく、これを作れたなと・・・・
内容もさることながら、作り手の勇気と気迫を感じた。
藤崎さんに誘われて、上映のあと、小岩駅近くの居酒屋さんへよった。
お客様として来ていた何人かの方と、
別の映画の監督さん、そして、スタッフの方など8名。
そのなかに、武蔵野美術大学の生徒さんが二人いらっしゃった。
ある、探検家のドキュメンタリーを作って、
目下、公開に向けて準備をしているのだそうな。
こうして、どんどん若い人が挑戦している。
私も若いつもりだが、15歳くらい年下が
がんがんやってくると、
「やばい、やらなきゃ!」みたいな・・・。
なにかと刺激を受けた1日だった。
写真は、メイシネマ祭の会場へ上がる階段。
中腰のおばちゃんをみて。
こうやって、地元の方たちが足を運ぶようなアットホームな映画祭なのだ。
明日もやってます。
よかったら、ぜひ。
~本日のありがとう~
帰りのホームで、水野さんに会う。
このかたこそ、私を藤崎さんに紹介してくださった方。
今日を迎えられたのは、この、水野さんのおかげ。
ありがとうございました!!
by 鯨エマ|2009-05-05 00:12
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