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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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2足ワラジの心地よさ

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桜のシーズンは、どうしても桜の写真を撮りたくなってしまうので
今日もまた、こんな写真、
もう見飽きたといわないで、どうぞおつきあいくださいませ・・・・

夜勤があけたその足で、裏の神田川沿いの桜並木を歩く。
今年まだ、花見をしていないという車椅子のMさんを誘った。
平日の午前だけあって、いい感じに空いており
遠くまで伸びるピンク色の道を
充分に眺めることができた。

川野手すり沿いに地元の方たちが投稿した川柳がはってある。
子供から大人まで、ほほえましいもの、
シュールなもの、心が痛むような気持ちをはきだしたもの、
様々・・・・

このピンクの紙のかげに、
川柳を書いて投稿するボックスがおいてあった。
あら、まだ募集しているのかな、
とおもったら、来年の桜シーズンに備えてのものだった。

子供づれのお母さんが、その紙を何枚か取っている。
心に秘めた思いを短い文字の中にどう描くのだろう。
「来年の?気が早いねえ。」といいながら。

そんな人たちを横目に、今日はMさんとゆっくり話した。
普段はなかなかこういう時間は作れない。
何が急がしいのか、わからないが、
「ゆっくり話す」ということが難しい。

さっき、6月の舞台で共演する役者さんに、
介助の仕事をやっていてどうだと質問された。
この仕事を始めたのは、ちょうど彼女の年、27歳のころだった。
私にしては随分長く続けたアルバイトだと思う。
もちろん、対する相手が変われば、またゼロからの出発というくらいに
なれることのない仕事だが
逆に慣れてはいけない仕事のような気もする。

そうか、これだ、芝居との共通点。
慣れてはいけない・・・・
一期一会という表現とはまたちょっと違う。
いろいろな意味で、気持ちを固定させない、
そうでないと、どんどんやばい方向に走ってしまう。
こういう状態が私は結構好きで、だから続けていられるんだなあ。
介助の仕事も結構すきなんだなあと、
今さらながら思う。
昔なら、こういうことを口に出してはいけないと思っていたし、
バイトなんか、早くやめてしまいたいと思っていたが、
いまは堂々といえる。
「けっこう、性に合ってます。」

~本日のありがとう~
6月の芝居の出演者が決定した。
遅い出発だが、
それでも、参加してくださる皆さんに感謝、
宜しくお願いいたします。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2009-04-06 23:11

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