雪のちらつく中、千駄ヶ谷へ。
女正月2009というイベントに誘われ、でかける。
女性の映画関係者が中心になって
毎年行っているパーティーだという。
今年でなんと15年目。
そうそうたるメンバーが結集し
そのなかに、私のような初参加のひと、若手の方、
さまざまいらっしゃった。
この「女正月」というネーミングにストレートなパワーを感じたが
そもそも、なぜ参加することになったかというと・・・
映画「つぶより花舞台」の宣伝のため、東奔西走するも、
映画界に疎い私は、はたして、どういうところに
プレスをもっていったらよいのか、
日々、暗中模索なのだが、
ひとつ、手がかりにしているのは、
おなじように自主制作で作っている、よその作品だ。
それらがどのような媒体で取り上げられているかをチェックし、
そこに、直談判に行くというやり方。
先月、そうやって、たどりたどって行き着いた
「女性情報」という冊子の編集部の
門戸を叩いた。
女性の映画監督のことはすべて取り上げます!と、
力強い言葉を頂、早速年明けの号で記事にしていただいた。
ほどなくFAXがとどき、
この「女正月」に参加しませんかと、お誘いいただいたわけだ。
はたして、
映画制作に携わるかたたちが、国立能楽堂に結集した。
なかには、旧作の復元を仕事にしている方もいる。
超大型映画祭のディレクター、
映画祭にボランティアで参加したという方、
地方で頑張る制作さん、
美術さん、編集さん、大手の配給会社のかたなどなど・・・・
そのなかに、私の劇団時代の先輩を知る方がいらっしゃった。
彼女は足しげく、映画や舞台に通われ、
ご自分が本当に感銘を受けた作品をたくさんの人に紹介しているのだという。
良いとおもった作品は、3回見るという。
3回見ても面白い、と。
ゆくゆくは御自宅を改装して
劇場にするという大きな夢を抱いていらっしゃった。
とにかく、みんな、忙しいであろう方ばかりが集まっていた。
なぜ、あつまるのか、
そこには、人脈つくりなどというあざとさはなく、
同じ創作の現場にいる人と会って、話して、
次に向かう勇気をもらう場なのだと思う。
今回この集会が15回目だというが、1回目の頃は
業界に女性はまだまだ少なかったという。
現場で男性に囲まれ、肩身の狭い思いをした方も多いだろう。
だからこそ、「私たちも頑張りましょう。」という
励ましあいの場だったのかもしれないが
それが今も、いい意味で受け継がれている。
「こんなに若い人が増えて嬉しい。」と年配の方がおっしゃっていた。
後輩が続々と現れることに、
役者はとかく、不安を抱くが、
ここの人たちは、喜びを持って、新人を迎えていた。
勇気と、ちょっとしたヒントを頂いて、帰路に着く。
こわがらずに、明日も頑張ろう。
~本日のありがとう~
誘ってくださった、「女性情報」のU編集長
ありがとうございました。
いろいろと話を聞かせてくださった方々
ありがとうございました。
by 鯨エマ|2009-01-25 09:09
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