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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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ありがとう運動

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第2の書斎として、ファミレスやファーストフードをよく利用する。
なんといっても、24時間やっているので、閉店時間を気にしなくてすむ。
「24時間営業」が、巷で問題視されている昨今、
申し訳ないという思いもあるが・・・。

さて、お店の玄関やトイレには、
大抵求人広告が貼ってある。
私が働いている福祉業界同様、
飲食業界も常に人手不足。
特に深夜帯は、私がみていても、気の毒になるくらい、人がいない。

もういいかげん、学生では足りないから
主婦でもなんでも、60歳くらいまではOKしている。
若者を意識して作られたユニフォームを
着なければならないところが痛々しいが、
もっと痛々しいのは時給。

私が18年前にアルバイトをしていた頃は
バブルがはじけたものの、まだ余波があり
1000円台の時給をキープしていた。
今は平均850円くらいだろうか。

850円で、飲食店というのがきつい。
家事に秀でた主婦がもらう値段ではない。
接客という点で、もちろん素人かもしれないが、
作業の手早さは学生よりもずっと長けているはず。

この850円で1日6時間働いたとする。
もちろん、始業5分前には着替えと準備を済ませておくのだろうから、
終業もあわせて6時間半は拘束されるだろうが
それは稼ぎにはならないから
850円×6=5100円
週に3日働いたとして15300円
月に4週間なら61200円
たぶん、交通費は微々たる物だろう。
大人の生活で、61200円というのは、
たかが知れている。

しかしなぜ、ここまで、安くされなければならないのかと、
メニューを見ればそれは明らか。
単価がこの値段では、多分従業員の時間は上がらない。
会社が損をしないようにと苦しめられるのは従業員。
いまに始まったことではないが
店で働く従業員たちの年齢が上がり、外国人が増えてくると
気にせざるを得ない。

かくいう私も、足しげくファミレスに通うのだから、こうい単価の安い店を選ぶ。
自分の言ってることと、やってることがあべこべだわ・・・

せめて、感謝の気持ちを表したいと、
注文を取りに来てくださったとき、帰るときに、お礼を言ってみる。
すでに、相当疲れたバイトさんたちは、
笑顔をむけるが、しかし、耳は聞いていないことも多い。
ときどき、はっとした顔で目を見る人もいる。

みなさん、従業員さんに、「ひとこと、ありがとう運動」を展開しよう!

~本日のありがとう~
ファミレスMのバイトさん、
今夜もありがとう。


ドキュメンタリー映画「つぶより花舞台」予告編

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2009-01-24 09:09

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