ダイビングは大好きで、
20代のときは大枚はたいてよく、海へ出かけていた。
しかし値段も標高も、もっとも高かったもの、
それは、スカイダイビングだ。
知人と話していて、
「やったことありますか?」ときかれた。
「はい、そのときのビデオまでありますよ。」
「え?今度見せてくださいよ。」
ということで、タンスの奥の奥から、VHSを引っ張り出してきた。
かれこれ、10年前、所属していた劇団の旅行で
オーストラリアはケアンズへいった。
今考えたら、ほとんどただで行かせてもらったのだから
恵まれていた。
その、ケアンズで、大好きな海も潜ったが
一番の驚き体験といえば、このスカイダイビングだ。
他人に見せる前に、恥ずかしい映像がないかどうか
自分で確認しておこうと、デッキに入れた。
うわ~~~、とんでるとんでる!
富士山くらいの高さから、インストラクターに背中をくっつけたまま
がんがん落ちている。
パラシュートが開いた瞬間、洗濯機の中へ放り込まれたかのような回転で
大気に遊ばれているようだ。
インストラクターは、余裕のよっちゃんで
カメラに向かって「イェ~~イ!」みたいな、
外国人はいつも明るいねえ・・・。
なによりすごいのは、私を上から、
次は下からと追いかけているカメラマンだ。
両手でバランスを取りながら、私をいろいろな角度からしっかりとらえている。
カメラはたしか、頭にくくりつけていた。
考えてみたらすごい技術だ。
こういう貴重な体験を
(といっても、ほとんどインストラクターにお任せだったが)
思い出にしたいという人のために、このようなビデオを作ってくれるのだ。
私もその商売にまんまとのせられたひとり。
しかし、これは、払う価値があった。
この体験以来、いろいろなことが怖くなくなった。
まさに捨て身の挑戦だが
それなりの感動を味わった。
もうひとつ、ケアンズで驚いた体験話を・・・・
美容院に行った。
どうしても、外国で髪を切ってみたかったのだ。
ただでさえ髪が多く、太くて硬い私に、
オーストラリアの美容師さんは、めんくらっていた。
そして、まるで、小学生の子供の髪を切るように、
彼ははさみを横に持って、ジョリジョリきりはじめたのだ。
その、下手なことといったら!
もう私は、外国で、すくなくともオーストラリアで
髪の毛を切ることはないだろう。
~本日のありがとう~
かんじゅく座のK氏
イタリア土産をありがとうございました。
さっそく、そのチーズマナイタで、タクアンを切ってます!!
by 鯨エマ|2008-12-12 17:05
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