ネタばらしになることを恐れながら
これが、私の演じる「眠れない女」の部屋である。
下北沢風4畳半。
壁には三線が立てかけてあり、猫の置物、
自転車の模型、カラフルな布が、床を埋めている。
雑然とした中に、秩序がある、
まさに美術家さんのセンスが現れた
最高の部屋である。
今日は少しアドリブを入れてみた。
もともと、演出のマリアーノからは
大まかな流れは決めても、
細かいところは決めすぎないで臨機応変にやってみて
といわれていたので
遠慮なく、やってみる。
小道具を眺めていると、いろいろな想いが蘇ってくる。
ぬいぐるみ、レトロな家具、化粧品、時計、
洋服、積み重なった本・・・・
もちろん、これらはほとんど、スタッフさんが用意してくれた
「小道具」なのだが
なにか、私に思い起こさせる不思議な小道具たちなのだ。
そうなってくると、昨日ここに書いたこと、
「無駄ばかり」というのは、どうやら間違っていたように思う。
大量におかれたこの小道具は、私が一度も手にしないものでさえ、
立派に「必然的な存在」なのだ!
2時間、この部屋の中に置き去りにされる私は
芝居をするというよりも、ここに、
この部屋の中に、生きようとする。
これは予想以上に楽しかった。
千秋楽、頑張って行きまっしょい!
~本日の有難う~
だいちゃん、とつぜん、観に来てくれて、
感想までいってくれてありがとう
Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2008-10-05 02:02
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