夜・・・といっても、18時はまだまだ明るい。
オーディションが終わって、久しぶりに仕事のない夜。
そうだ、映画を見て帰ろうと、銀座のシネスイッチへ。
よかった、面白そうな邦画がある。
(今日は字幕を読む気力がなかった)
上演時間までの1時間は山野楽器でついやし、
みました。
オダギリジョー主演「たみおのしあわせ」。
岩松了さんの、淡々としたなかにも劇的な瞬間満載な脚本、
そして、またもや「やられました!」オダギリジョー、
久々の拝顔、小林薫氏、
と、目玉がたくさんある映画なのに、
客席はガランドウ。
日本の映画界はどうなっていくの?
終映すると、 エンドロールを待たずに
席を立ってしまう人がいる。
「お~~い!」
最後の曲は聞かなくていいのかな!
あたしは、余韻に浸りたい・・・という気持ちを
踏みにじられないように
エレベーターを避け、静かは非常階段から外に出た。
ここで、一番理想は、すぐ隣のショットバーに入り
顔色、目元の泣いた跡が分からないくらいうすくらい照明の中で
冷えたグラスを傾けると、
湾曲したカウンターの向こうに、オダギリジョー・・・・
何ていう図は、絶対ありえないので
私は銀座を離れ、家の近くまで来て
映画のポスターがたくさん葉ってあるようなバーで
チビチビと生(ナマ)を・・・・
湾曲してない、短いカウンターの向こうには
白髪の老人と、レゲエ風にいちゃんが。
「映画は人生」といった、映画評論家の故水野晴郎氏。
見終わったあとも、登場人物の人生がずっと続いているような、
そんな作品をつくりたい。
Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2008-08-06 00:12
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