公演が終わって10日あまり。
いまだ、皆様から賛否両極端の感想を頂く。
本当にありがたいことで、
しかし、私がこだわっていたこと、気になっていたこととは
違う部分への指摘が多く、
お客様からのお手紙を読むほどに、
指摘を受けるたびに、
「へぇ~~~」なのである。
とにもかくにも、演劇として面白い表現を追及したいという思いは変わらず、
ストーリーが破綻していようが
矛盾があろうが、時代錯誤だろうが
「面白い」を追求したい。
さて、介助と打ち合わせの合間を縫って
今日は歌のレッスン。
いままで習っていた先生が、ご家庭の都合で
しばらくレッスンができないということなので
知人に新しい先生を紹介していただく。
新しい先生を探すというのは、なんとなく、
今までの先生に対する申し訳なさや、
合うかどうかという不安があり、
また、紹介という時点で
仲介してくださっている方の手前、
下手にやめられないという、余計な心配がある。
これ、本当に余計な心配なんだそうだ。
歌をやっている方なら、
コンスタントなレッスンの大切さ、相性を気にするのは当然だからという。
・・・といわれたってねえ。
しかし、今月はレッスンに時間をできる限り費やそうと思っているので、
初めての先生のお宅に足を踏み入れた。
私にとって、初めての男の先生である。
果たして、1時間半くらいの稽古の中で、言われたことは、
いままで言われたことのないことばかりだった。
そして、今まで言われていたことは全く言われなかった。
これは・・・・?
しかしなんだか、今までずっと使えていた問題の突破口になりそうな予感。
しばらく通ってみようと思った。
高校生のときから歌を習っているというのに、どうにもこうにもヘタクソで
ふらついてしまう私の声。
欠点を修復するための曲を常に練習してきた。
しかし今回は、歌いたい曲を歌おうとおもった。
男性の先生でいつまで私が続くか、わからないし、
それに、どうせ歌うなら、歌詞に実感を持てる歌でうたいたいと思ったからだ。
楽しいレッスンだった。
というか、驚き連続だった。
8月は足繁く通おうと思った。
今までとは違う歌い方で、自分の声を発見したい。
闇雲に声を出すのではなく、
話すように歌って、歌うように話す・・・・
こう思っただけで、なんだか今夜のビールがうまい。
夏だからだって!
ただ、暑いからだよ!!
by 鯨エマ|2008-08-08 01:01
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