ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

表現力

このエントリーをはてなブックマークに追加

なかなか想いが表現につながらないことの
原因のひとつに、
単純に体が動かないことや、発声ができていないから
ということがある。

それらを解消すべく、先日から稽古前のジョギングを始めた。
行動を起こしてできることは全部やりつくそうと、そして密かに、
私のブラッシュアップも含めて、そう考えた次第。

走っているのは10分~15分くらいだが
数日ですでに何かが変わり始めた。
さすが、若者は変化が早い。
不思議なことに、体が変われば声が変わり、
続いて意識が変わる。
稽古場に希望が見えてきた今日は、本番まであと3週間。
しかし、なかなか伝わらないことがある。
それは、人の悲しみや心の痛みを感じることだ。

かれこれ10年前になるか・・・・
私はある演出家のワークショップで
「あなたって、人の悲しみや苦しみを表現する力が皆無ね。」
といわれたことがある。
ガビチョ~~ン!
と、ショックを受けたものの、そんなのどうしろっていうんだ!
という反抗心を持ったことも事実。

さて、それから十年たち、私にどのくらい表現力が備わったのか
怪しいものだが、すくなくとも、
人間の他人には見せない闇の部分に
強い興味と関心を持ち、クローズアップしたいと思うようになった。
そう思うようになったきっかけ、それこそ、
「私自身の挫折体験」のような気がする。
いや、確実に、そうだ。

ならば、いま目の前にいる二十歳過ぎの役者に
懇々と説明したところで
わかるのだろうか。
しかし、諦めるわけには行かないので
今日も稽古をし、本屋で参考になりそうな書物を見つけては
買って行って、読んでもらう。
映画を見させる、話し合う、過去を思い出させる。
まさに暗中模索、苦肉の策、無限の挑戦・・・

な~~んていっては大げさかもしれないが
これがわたしにとってもかなり刺激になっている、
だけでなく、
あらためて、かつて辛抱強く導いてくださった先生や演出家たちに
頭を下げたい気持ちになっている。

20代前半の俳優と話していて
私が彼らに言っていることは、10年以上前に
私自身が師匠や演出家から言われたことを
表現を変えていっているだけみたいだ。

しかし、しかし・・・

日常、私の表現力はかなり難あり。
たとえば、好きな人に好きと言えない、とか。
35年生きていても、これは中学生レベルだ。
ああ、無情!

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2008-06-29 02:02

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)