「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

ボケへの助走③

みんなできる？
数字を４ついわれて、それを逆に言うの。

台本の取材のために病気がネタの
映画や本ばかりみている。
ビデオやさんにいくと、余計なものばかり目に付いて
あれもかりたいこれもかりたい・・・
あ！これ、この映画なつかしいなあ・・・
なんて、あっという間に３０分。
いかんいかん。

「ブラックジャックによろしく」・・・・
新人研修医の奮闘記で、漫画「ブラックジャク」にひっかけて
「ブラックジャックによろしく」も原作は漫画。
２００２年初版らしいけど、なかなか面白い作品なので
映画にもなった。
妻夫木聡さんが主役でまわりの俳優も
リアリティがあってとてもおもしろいかった。

見たかったのに、見逃していた映画が「明日の記憶」
渡辺謙さん主役で、若年性アルツハイマーになってしまったビジネスマンが
奥さん（樋口可南子さん）と未知の生活を共に
歩いてゆく、涙なくしてはみられないおはなしだ。

その映画の始めのほうで
主人公、佐伯が病院で診察を受けるシーン。
医者がテストをする。
なんだか、映画を見ている私も一緒になって頭をフル回転させる。
言葉を覚えるのはよかった、
簡単な計算もクリア。
その次だ！
数字を４つ並べて「これを逆から言ってみてください」

あれ？

アルツハイマー役の佐伯のほうがわたしより早いよ。
っていうか、わたしできなかった・・・！

これ、映画といいながら、かなりショッキング。
きわめつけに・・・・

ビデオを返しに行き
シリーズだった「ブラックジャックによろしく」を借りようと
棚を見ると、先日あった場所にないではないか。
「ここに、このシリーズありましたよね。」
店員さんもチェーン店に電話して、調べてくれた。
店員さんいわく、「私は毎晩この店に入っていて
大体の作品は把握しています。」
という頼もしい方。
「すいません、わかったら、電話しますね。」
と、申し訳なさそうに、お兄ちゃんが言った。

数分後、自転車を走らせていた私の携帯がなる。
ビデオ屋のお兄ちゃんだ。
「すいません、あれ、シリーズじゃないです。
１本物でした。」

は？

ということは・・・シリーズだったと思っていたのは
否、先日店でみた、あのずらりと並んだ「ブラックジャックによろしく」は
幻だったのか！！！！
キツネにつままれたような・・・とは、こんなこと？

そして、あの
「大体は把握して」いると言った、
ビデオ屋のお兄ちゃんは、
なんなんだ～～～～～～！！！！！

Trackback(1) Comments(0) by 鯨エマ｜2008-05-04 12:12