「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

雨の日、商店街で。

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雨と風にめげて、自転車断念。
笹塚まで徒歩でゆく。
１０号坂商店街を通る。
その途中に音楽教室がある。
子どもから大人まで、いろいろな教室があるみたい。

これから、ギターをどうやって続けてゆこうか・・・・。
１２月に先生がなくなってからもう４ヶ月。
机の横に置いてあるクラシックギターは、
私が練習不足のため、
最近は音が響かなくなってしまっている。

お葬式で、先生の友人という方が
「ギターを弾くことが何よりの供養になる。」といっていたけれど
ギターの音色というのは、なんとも、切なく響くものだから、
なんだか、思い出してしまって、もう、まともに練習なんかはできないのだ。
・・・・というのは、いいわけで、本当に私が怠慢なだけかもしれない。
しかしね、一番最後にやった曲が
ベートーベンの「悲愴の愛」というのも、悪かった。

「人は死んだらそれで、おしまいなのかしら」
というのは、２００３年に、「眠れぬ夜」の初演で看護婦に言わせたせりふ。
あれから５年たち、世の中もどんどん変わっている。
私の周りの方も何人もなくなった。
そういうことも踏まえて、再演の台本は書き直そうと思う。

先生が、私の中で行き続けるように。
そして、またギターを弾けるようになるためにも。

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by 鯨エマ｜2008-04-09 01:01