かんじゅく座の公演まであと1月。
みなさん、せりふを覚えるのに、一生懸命だが
実は、私もかなりあせっている。
昨年の旗揚げ公演も、かなりドタバタだったが
今回は場面がコロコロ変わるので
そのぶん、段取りが大変なのだ。
皆が覚えなければならないきっかけも多い。
演技もまだまだムラだらけなので
なかなか積み重ねにならず
毎回、1から立て直すような稽古になりがち。
とはいっても、こうして場所を確保して集中稽古できると思っただけで、
少しほっとする。
来週は振付ザンマイだ。
やはり、固定の稽古場でないと集中できない。
ほっとしたところで衣裳の注文、チラシの折込、スタッフの打ち合わせ
そして道具つくり、小道具の準備と、次から次へ、雑務が押し寄せる。
徐々にわが家の荷物が稽古場へ移動してゆく。
(これが、千秋楽にはどっと帰ってきて、大変なことになるのだが)
倉庫があってよかった。
先回、利用したパネルを取っておいたので、今回はほとんど使い回しができる。
舞台がハネルたびに出る、大道具のごみ。
昨年からせめて2~3回は材木類を利用しようと倉庫を借りているのだ。
1月、15000円。
正直、ごみにして、次に新しいものを買うほうが少々安いが
まあ、木を無駄にするよりはいいかなと・・・。
友人は、私のウサギ小屋のようなワンルームをみて、
倉庫を借りるより、もう少し広い部屋を借りて
倉庫においてあるものをもってくれば?というが
引越しの多い私としては、あまりたくさんの荷物を
一つ屋根の下に置きたくないのだ。
それはそれとして、とにかく、今回はひと月の間
要町の稽古場を利用できるようになり、本当に助かった。
いつもの稽古場だったら、とても続かない。
東京は場所を確保するのが一番大変だ。
値段だけでなく、演劇をやっていいところがなかなか見つからない。
公民館ですら、「演劇ですか・・・?」と迷惑そうな眼で見られるのだから
いままで演劇関係者がどれくらい迷惑な稽古をしてきてしまったのか
良くわかる。
今まで何度、公民館の窓口で、
「そんなこというなら、稽古見に来てよ!面白いんだから~~~!!!」
と、叫びそうになったことか。
んなこといったって、誰もこないだろうけど。
要町までのチャリ、片道55分なり。
帰りみち、映像の編集マンからお電話。
週末に、つなげてもらったものを観にいくことに。
旗揚げ公演の映像の編集と、2作目の稽古を同時に進めるのは、
皆さんの進歩を目の当たりにできて面白い。
こんなこというと失礼かもしれないが
本当に、人はいくつになっても進歩し続けるのだなあと痛感する。
このすごさを、公民館の窓口の人たちに見せてやりたいわ!
by 鯨エマ|2008-03-04 23:11
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