年末から打ち合わせを重ねていたハーモニカのコンサート、
今日がいよいよ本番!
以前からお付き合いさせていただいている
ハーモニカデュオ「Bom×Boa」の初美女史が指導する生徒さん
70名が、厚木市のホールに集合した。
Bom×Boaのファーストコンサートのときと同様、
今回も私は司会者として参加させていただいた。
生徒さんたちといっても、平均年齢 七十ン歳。
70歳からはじめました、という方もいらっしゃって、ひたすら頭が下がる思い。
私もシニア劇団を主宰しているから、
こうやって歳の離れた方たちに指導をしている初美女史には
とてもシンパシィを感じる。
朝9時から仕込みをして、10時半からリハ、
13時から本番で、3部構成の3時間という強行突破のコンサート。
会館の都合上、16時半に撤去だったので
もう時間との戦いだったが、幸いマキ気味でプログラムは進んだ。
写真は後半、Bom×Boaの演奏。
生徒さんは厚木市の方だけでなく、なんと、
愛知県や静岡県からも参加されていた。
初美女史いわく、
「ハーモニカを通じて、こうやって仲間ができてゆくことが楽しい」。
まさに、私もかんじゅく座のメンバーと演劇をしていてそう思う。
1つの趣味を通じて、まったく知らなかった人たちが
1つ板の上で交流できるというのは
本当に幸せな瞬間だから。
このコンサートのタイトル「はつもにかエモーションズ」は
生徒さんたちが考えたものだが
初美先生とハーモニカ、その魅力を皆で共有したいという彼女の気持ちが
みんなにしっかりと伝わっているんだ。
「練習は大変だけど、今日はもう、楽しんでくれればいい。」
ほんと、そのとおり。
あたしゃあ、舞台の袖で、何度もうなづいてしまっただよ、初美ちゃん。
プロの世界はそれはそれなりに素晴らしいけど、
どこかで何かステキなものを失ってしまう。
失う代わりに生み出されているものもあるはずだと
自分に言い聞かせてはいるけれど
アマチュアの方たちと一緒に物を作り上げたときの、
あの爽快感はない。
しかし、初美ちゃんと生徒さんたちを見ていて、
かんじゅく座との違いに気がついた。
それは、生徒がコンサートの全体を運営していることだ。
これは、私も今まで随分検討したが
結局、かんじゅく座では私がほとんどのお膳立てをしてしまっている。
理由は芝居の稽古だけで、大変だから。
そして、みんながスタッフサイドのことに興味があるかどうかわからない、
という懸念があるから。
たとえば今回厚木の生徒さんたちがしていた会場との打ち合わせ、
金銭のやりくり、台本作り、プログラム作り、舞台監督、
などなどなど、それは雑用も含め膨大な作業なのだが
実はめちゃめちゃ面白く、
私が毎回自身のプロデュース公演で、死にそうになりながらも続けているのは
この駆けずり回ったあとの達成感、充実感が楽しくてたまらないからだろう。
その間、もちろんへこむこともあるし
こちらの働きを無視した心ない一言に打ちのめされることもある。
が!
充実感。
もうこの一語に尽きるんだなあ・・・
16時過ぎ、撤去が終わり、
皆が三々五々、帰っていったあとで、今回の実行委員長さんのS氏が
ホールの外の喫煙所でおいしそうにいっぷく、
ふかしていらっしゃる姿を見て思った。
なんか私は、かんじゅく座の人たちから芝居つくりの醍醐味を
一部、奪ってしまっているんじゃないかしら・・・。
実際、かんじゅく座のみなさんは、本当にお忙しい、らしい。
習い事、ボランティア、仕事、介護、時間はいくらあっても足りないように見える。
とりあえず、いま、こんなことをすすめているんだ、
ということを知らせることからはじめてみようかな。
初美ちゃん、生徒のみなさん、これからも応援しているわ!!
初美ちゃんが帰りしなに、厚木のパルコが閉店セールやってるよ!
と教えてくれた。
春ものでも1着買うかなあ・・・と、立ち寄る。
しかし、ここでも私の貧乏性が顔をのぞかせた。
割引なのに、値札を見ると買えない。
教えていただいた情報を無駄にしてしもうた。
これ、洋服に限ったことで、
だからいつも、値段の実感がわきにくい、通販で購入している。
不思議だねえ、CDなら、店頭でガンガン買っちゃうのに。
んなとこで、厚木市よ、また来る日までさようなら!
by 鯨エマ|2008-02-17 23:11
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