今年初めてのお葬式だった。
受付のお手伝いをさせていただくことになっていたので
少し早めにお寺へ。
よく通る道なのに、こんな大きなお寺があることに
今までどうして気がつかなかったのだろう。
お寺だと聞いていたので、さぞかし寒かろうと
貼るカイロを体にベタベタ貼って出かけた。
天気予報は晴れだけど、
風が強ければ体感温度はぐっと下がる。
ポケットに、貼らないタイプのカイロを入れておきたかったのだが
店頭に置いていなかった。
最近は、貼らないカイロのほうが少ない・・・というか、
あまり売っていない。
小さい店だと取り扱いがないことも多々。
ま、なんとかなるかな?と、貼らないほうは断念。
果たしてお寺はエアカーテンなる、空気を循環させるファンが
終始回っていたので、まあ、温かかったが
この「エア」というのは、同時に乾燥をもたらすため、
あっという間に肌はカピカピになってしまった。
さて、喪服といっても単なる黒いスーツに黒ネクタイを結んだだけだが
久しぶりに「ご記帳をお願いいたします。」みたいなことをいい、
気持ちを引き締めてお見送りのお手伝いをさせていただいた。
出棺し、火葬場までの道のりは徒歩5分。
程なく見えてきた某火葬場の屋根を見ておもわず、
「なつかしい・・・・」と口を突いて出てしまった。
かつての葬儀屋アルバイトではよく此処に来て
右も左もわからないまま、みんなに助けていただきながら働いた。
たった数年前のことなのに、なんだか、とてもなつかしい。
風邪気味だったので、釜に入れたところまでご一緒して、私は帰ってきた。
ほんとうに、人、一人が亡くなるというのは大変なことだ。
今日逝った方は、かなりご高齢だったが
それでも、これで充分、なんてことはありえないんじゃないだろうか。
本当にいい天気で、よかったと思う。
空の色がきれいで、
上を見ようという気持ちになれた。
K女史のお母様のご冥福を祈って・・・。
by 鯨エマ|2008-02-16 16:04
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