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[雨は遠いそらの上] 記事数:109

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七つ滝

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秋深まりつつある花園渓谷に行ってきた(一週間前くらい)。紅葉の見ごろはもうちょっと先という頃である。この日は猿ヶ城渓谷を遡行して箱滝を見に行ったのだが(箱滝は後ほどご紹介)、帰りに花園神社にも寄ってその奥にある七つ滝まで行ってみた。花園神社脇の駐車場に車を停めて、急な坂道をひいこら。

20分近く坂をのぼっただろうか、もう嫌だ、もうだめだ、と思いながら前を凝視すると何台か車が停まっていた。何だ、車で来られるんじゃん!駐車場にいるときにバンが一台上っていったのを見たけど、作業用なのかと思ったのだった。そのバンは、やはりぼくと同じように歩いて上ってきた人たちが迎えにと頼んだ車だった。
  
坂の途中から、脇に美しい渓谷が見えてくるので、滝への期待が高まる。車停めからさらに石段を上ると七つ滝があらわれる。
  

  
写真ではわかりづらいかと思うけれど、険しい谷を一気に流れ落ちるその落差は約60mで、県内では袋田の滝に次ぐ高さだという。細長い筋となって流れ落ちる様がとても美しく、さわやかな優雅さを感じさせて、思わず感嘆の声を上げた。
後からやって来た年配の方になぜか滝の撮り方をレクチュアしたりしていたらそのうちにドンドコドンドコひっきりなしに観光客がやってきたので、何だかじっくり滝を見る間も撮る間もなく退散してきた。

↑七つ滝の下部そして滝壺。ここから多くの小滝を枝分かれに形成しながら、さらに下流へと落ちていく。
  
先ほど滝の撮り方について話していた男性(連れの友人に「滝はただ撮りゃいいってもんじゃない」と言われたのだそうだ)は山登りに慣れているらしく、滝の上まで続いている石段(奥の院峰へ至る登山コースになっている)をひょいひょい登っていったけど、そうすると七つ滝の中流から上流までを近くに眺められるらしい。とっくに消耗していたぼくは全然登る気にならなかったけれど。
  
↑滝壺にて。
 
こういう感じの滝が至るところにあって、目移りしちゃう。
  
↑第一滝見橋?からの眺め。紅葉のときは素晴らしいだろうなあ!この橋のたもとに車を置けば、七つ滝はすぐ近く

  
滝の全体を撮らなかったので、うまく感じが伝わらないかもしれないけれど、とても気持ちの良い滝です。遠くからの滝全体をポジで撮ってあるので、上がりが楽しみ。

  
帰りは下りの連続。ちょっと小走りになるくらいの傾斜である。下から上ってくる観光客がちらほら見受けられる。やっぱり歩いてくる人、いるんだね。「こんにちはー」と声をかけながら何人かとすれ違っているとそのうちにどんどん人が増え、最終的には団体客の中をすり抜けるようにして下りてきた。
  
駐車場に戻ると、隣りに停めていた車の年配の方にお茶とせんべいとみかんをいただいた。熱いお茶がおいしかった。職業は何をやっているの、と訊かれ、あのぅ、ええと、世間で言ういわゆるニートってやつですぅ。と返すと持っている熱いお茶が濁った。やけどした舌がひりひりして奥歯の神経がしんしん痛んだ。何だか損をした気になって、漂白。駐車場のモミジが陽に当たってざわめくぜ。ひょうっ。
今週中にも花園渓谷を再訪したいなあと考えている暇人です。
  
  
  
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↑昨日の木枯らしでだいぶ葉が散ってしまいましたね。いよいよ冬到来だ
  

» Tags:, 茨城北部,

Trackback(0) Comments(6) by 雨|2008-11-20 00:12

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