うちの近くのスーパーは鮮魚コーナーが割と充実していて、
アラなどが安く手に入るし、丁度家に帰る途中に寄る時間帯には、
値引きシールが貼ってあったりするしで、結構利用しています。
今日は、タラの白子のパックに半額シールが貼ってあり、鮭の切り落としが安かったので、
これらと野菜の鍋に牛乳と味噌とうどんを投入して、今夜のご飯となりました。
次女が汁に浮かぶ白子を箸でつつきながら、「これ、貝の味がする。なに?」と聞くので、
「タラの白子だよ」と答えると、「白子って?」と更に聞いてきたので、
「タラコはタラのお母さん卵、白子はタラのお父さん卵だよ」と説明してみました。
次女はすんなり納得し、夫に向かって、「精子って、億くらいあるんでしょ?」とたずねました。
その見事な返しっぷりに感心していると、「そうだねー、億くらいあるって言われているよねー」と
夫が何気なく(を装っているかもしれないけど)答えているので、
私は「この白子も億くらい精子がいたかもねー」と、ややヒトにフォーカスしかかった会話を白子に戻すべく、援軍を出してみました。
そこから水中での受精の話になり、マンボウの卵は3億、なんてところまで話は発展。
次女は「知ってるー。ジャポニカ学習帳に載ってた」と一連の会話を締めくくりました。
照れ屋の夫の頑張りを心の中で称えつつ、こんな風に食卓で、
娘が父に向かって「精子」とはっきり言える、そんな次女がちょっと羨ましくも、ありました。
私が次女と同じ7歳の頃、精子なんて言葉は知らなかったし、たとえ知ってたとしても、
おちんちんの先から出る「ソレ」について、親と話す、まして食卓でなんて考えられなかったなぁ…。
ホントのことって、面白いよね。命をいただく食卓には、その糸口がたくさんあるよね。
あどけない次女に、誕生学のヒントを、また一つもらいました。
by ひつじ|2010-12-09 23:11
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