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【日乗】献血400mlに挑む

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献血が趣味…といって、頑張って献血ルームに通い詰めるでもなく、機会があれば献血するようにしている、という程度ですが。
学生時代には、松本や伊那から実家の千葉に帰省する時など、高速バス発着場のある新宿駅の献血ルームに一服がてら立ち寄ることも何度かありました。
長女を妊娠してからは、妊娠から授乳、また妊娠ということの繰り返しで、しばらく献血からは遠ざかっていました。末っ子を断乳して久しぶりに献血をしたのが昨秋で、献血カードを新しく作ってもらいました(あの、紙製二つ折りの献血手帳も後生大事にとってあったのですが)。
献血の何が良いかって、無料で血液検査をしてもらえることです。送付される検査結果を眺めるのが何となく面白くて献血する私は、日本赤十字社の「複数回献血クラブ」というサイトを見て、「なるほど、私のような献血愛好者は結構いて、そのあたりのツボを心得ている訳ね」と感心しました。
そのサイトでは、会員登録をすると最新5回分の検査結果をグラフで参照できるのです。表示されるのは平成17年以降のデータなので、私の場合はまだ昨年2回分のデータしか表示されず、まだ今ひとつ面白くありません。

ところが、そのサイトに会員登録をしてまもなく、今年の5月頃だったでしょうか、初めて献血をお断りされてしまったのです。血色素つまりヘモグロビンの量が規定に達していなかったからでした。しかもその時、それまで200ml献血しかしてこなかったのに、初めて400mlに挑戦してみようと申し込んだのでした。運動もせず、高カロリーなお弁当を職場で毎日のように注文して食べていた時期でした。400mlの採血で少しは体重が減るかもという不埒な動機に、しっかり釘を刺された格好です。「あの、400mlがダメなら200でも…」と食い下がる私に、看護師さんは苦笑いを浮かべて「そういうのはしていません」と返したのでした。血の気は多いと密かに自負していた自分にとって、結構悔しい出来事でした。

それがきっかけとなって、ジョギングを始め、お弁当はなるべく作って持参するようになりました。あれから約半年。ようやくリベンジの機会が巡ってきました。先週の金曜日、前回と同じ場所の職場近くの駐車場に献血車がやってきたのです。今度は控えめに200mlを申し込みました。あの頃から体重は3キロ近く減り、ダイエットの必要はありません。また断られたらショックだなぁと、献血前の検査で採った血を小さいプラボトルに入れて振る看護師さんの手を見ながら、ご託宣が下るのを待ちます。「あら、結構濃いわよ。400mlでも大丈夫だけどいかがですか?」。「そんなに濃いですか?」と私。「うらやましくなるくらい、濃いです」。あのにべもなかった看護師さんとは別人だったけれど、何か非常に報われた気分で、13回目にして初めての400ml献血にトライすることができました。

献血車を降りると、すっきりと晴れ上がった秋空も相まって、実に爽快な気分。

明日は献血で酸素供給能力に影響があるのかないのか、ジョギングで確かめてみよう。などと早速企む私でした。
(つづく)

by ひつじ|2011-10-31 22:10

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