職場の同僚が10月いっぱいで退社。
送別会は私が企画した遠足へ。詳しくは前回の日記。
そして、その後。
遠足という名の送別会で撮った写真を
そのまま渡すのもおもしろくないなぁと思って、
アルバムを作成することにした。
学級委員の私は再びみんなにメールをした。
無印良品で絵本ノートを買って、写真を貼付ける。
おおまかなところは私が制作。
そこにみんなでらくがきをして彼女に渡したい!
だから協力して!
約一週間、彼女に気づかれないように
みんなでコツコツらくがきをする日々。
思い思いに個別の色ペンで写真にツッコミを入れていく。
激しいツッコミに笑い、それに対してまた新たなコメントを追加。
ブログにはない、アナログな時間をかけたやりとり。
どんな文字でも手書きの文字はあたたかいから、
みんなに書いてほしいってお願いをした。
短い時間の中で、どんな本が完成するのか、
実はみんなも楽しみになっていた。
そういう時間を共有したせいか
遠足に行く前より仲良くなってるよね。
彼女のために動いているのに、
私にはそれがとても幸せな時間でした。
お店で撮った記念写真を貼付けた、その右側のページに
「子どもの頃になりたかった職業」と書いた。
たまたまこの日、声優になりたかったという人がいて、
偶然私も声優に憧れた時期があって、同じだと話したんだ。
それで、何気ない思いつきでみんなにも書いてもらおうと思った。
トーフ屋のヨメ、プロ野球選手、カウンセラー、Rock☆Star、お花屋さん…
写真に写る私たちは、同じ職場で偶然出会った仲間。
でも小さい頃はそれぞれ別の職業に憧れていた。
その憧れの夢も中には現在進行形のものもあって、
その通過途中でたまたま接点のあった私たちは
一緒の時を過ごしているのかもしれない。
そう思うと、その記念写真がより特別なものに思えた。
出会いって素敵なことなんだ。
昨日このアルバムがようやく彼女の元へ。
彼女は驚いて、とても喜んでくれた。
ちょっと泣きそうになって、でも我慢している感じだった。
このアルバムにはみんなの愛情がいっぱいつまっているから
開く度になんとなく思い出して、
彼女が幸せな気持ちになってくれるなら、私はうれしい。
駅まで見送ってくれた彼女と握手をして別れた。
手が冷たいよ、と言われた。ごめん、冷え性なんだよね。
今週もまた会う予定だけど、彼女が職場を離れる実感はまだない。
でもみんなのハートは大きくてあったかい!
Trackback(0) Comments(6) by マリサ|2009-11-01 19:07
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