はじめての保育参観。
いつも、息子を保育園に送りに行くと、わき目もふらず玩具に突進していきます。
人見知りしない、嫌がらないでくれるのは、有り難いですが、
保育園って、どのくらい楽しいんだろうと、興味を持っていました。
なので、念願の、待ちに待った保育参観でありました。
幸い、夫とそろって参加できました。
2人で送って、そのまま帰る振りをして、別室へ。
そこで、割烹着やらエプロンやら、めがね、マスク、バンダナなどで、
うまく変装するのです!!!!!
さあ、うまく騙されてくれるのか!?
保育士さんが、私たちを「新しい先生ですよ」といって、ベビーたちに紹介してくれます。
こっちは声を出さないように注意しながら、すべてを見守るという方法です。
息子と何回か目があって、ドキッとしましたが
眼鏡越しではわからない様子・・・・
朝は、おやつからスタート。
牛乳とお煎餅を、小さなテーブルを囲んで食べている姿は
もうかわいくて仕方がありません。
そのあと、音楽に合わせて体操。
わずか1歳で、こんなに音楽に合わせて動くことができるんだ!と感動だらけ。
午前のメインイベントである散歩へ。
近所に穴場的な公園があることを、初めて知りました。
転んだり、ハイハイしたりで、土ぼこりにまみれる姿がまたかわいいのです。
お昼ご飯の前に、絵本を読んだり、紙芝居を見たり、歌ったり・・・・
飽きの早い乳児たちが、飽きないように、
保育士さんたちは、どんどんいろいろなお楽しみを出してきてくれるのでした。
昼食は、わが家での食べさせ方がいいのかどうか気になっていたので
他の子の食べ方や、保育士さんの食べさせ方を見て、
とても参考になりました。
それにしても、うちの子は、食べるのが早い。
口への詰め込み方がはんぱなく、
まるで飢えているかのようながっつき方。
隣りに座っている子は、同じ誕生日だというのに、
なんだか、うちの子は、1.5倍くらい太目です。
私も最近太ってきたし、親子そろって肥満ロードまっしぐら。
要注意ですな。。。。。。
どこまでガツガツ食べるのかと思ったら、いきなりウトウトとし始めて
食べながら舟をこいでいました。
本能の赴くまま、笑って、泣いて、食べて、寝て・・・・・
そういう基本的な生活を支えてくれている保育士さんたちに、
ひたすら感謝の気持ちを抱いた一日でありました。
私たちは、ヘルパーという似たような業種に就いていますが、
「うちらも、こんなふうに思ってもらえているといいけどねえ」と
自分の働き方を振り返ったりもしました。
そして、誰でもできる仕事じゃない、好きじゃなきゃできないし、
好きなだけではできない、むつかしい仕事なんだなと実感しました。
私は18歳の夏休みの間だけ、保育園でバイトをしたのですが
当時、保育園に預けられている子供は、ちょっとかわいそうな印象さえありました。
かれこれ四半世紀前。
共働き家庭が今よりも少なかった時代です。
親と一緒にいられなくてかわいそうねえ、というイメージと
親と離れている分、自立心が早く育つというイメージがありました。
それがいまは、保育園に入れた子供は幸せ、というイメージがあります。
友達ができる、いろいろな体験ができる、社会性がはぐくまれる、
そして、保育士さんというプロのしつけが受けられる。
そうなのです。
もう、しつけは、保育士さんにしていただいているといっても
過言ではないくらいに、園にいる時間が長い!
帰り道も、帰ってからも
夫とずっと「すごいね」「感謝だね」と言い合っていました。
保育士という仕事は、もっともっと尊敬されるべき、尊い仕事だと
つくづく思いました。
さて、息子はきょう、変装した私たちに全く気付きませんでした。
1歳児の感覚、親の認識は、それくらいなんですね。
泥だらけのズボンを、洗濯するのが嬉しい夜です。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2017-11-13 22:10
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