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[鯨エマの海千山千] 記事数:1721

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当たり前の日常に

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入園式。
わかっているのか、いないのかさえわからない乳児に
園全体で歓迎してくださるとは、
ありがたいことです。

これから13人の同い年の子供たちと
一緒に遊び、食べ、昼寝して
大きくなるのです。
先生も紹介されました。
1人の保育士につき、ゼロ歳児は3人まで。
なんともぜいたくな配置です。

入園式が終わり、給食となりました。

トレーにのった離乳食が運ばれてきたとたん、
私はなんだか、目頭が熱くなってしまいました。
こうしてご飯を食べられる子供が、世界にはどれくらいいるでしょうか。
家で食事をさせているときは
食べさせることに必死で、
そんなことゆっくり考えることもできなかったのですが
なぜか、この瞬間、自分の子供のおかれた環境を
しみじみと考えてしまいました。

給食についてだけ言えば
材料の産地はどこか、とか
メニューとか、
こだわりだしたらきりがないでしょう。
でも、そんなことよりも、
作りたての食事を与えてもらって
お腹いっぱい食べることができる・・・
これは決して
当たり前のことではないのだと思います。

そしてまた、子供が拒否せずに食べてくれることも、
有り難いことです。
介助、介護の仕事をしていると痛感するのですが、
人は食べること、排せつすることが
日々の基本です。
食べられなくなると、あっという間に体力がなくなり
ほかの行動もできなくなるだけでなく、生きる気力が失われてゆきます。
でも、そんな基本でも、やはりうまくいかない人が多いわけで
こうして食事をとるようになったばかりの乳児が
パクパクとすすんで食べていることは
当たり前ではなく、かなりラッキーな状態なんですね。

これは保育園に入れたこと、もそうだし、
日本という国に産まれたこと、
そして
現代に産まれたことも、また、
当たり前ではなく、
かなり奇跡に近いくらいラッキー、な環境でしょう。
(だから私に産まれてきたことも
ラッキーと思ってもらえるようにしなければ・・・)
そんな環境を、幸せな日々にするかどうかは、
その人の過ごし方、考え方にかかっていると思いますが
まずは最初の時点で
食べるに事欠かないという状況は
大きな恵みだと思います。

こういう日々が
きっとものすごい速さで過ぎ去ってゆき、
過去になって、
せめて覚えていられればいいけれど
大半は忘れてしまうものでしょう。
震災の時にもよく耳にしましたが
「当たり前」が、いかに幸せなことか。
それを考えた入園の日でした。
この日を忘れないようにしよう、と、思います。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2017-04-05 01:01

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